なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

2022/11/06(日)21:21

西鉄筑紫車両基地一般公開

鉄道イベント(12)

午前中に小倉工場の一般公開を覗いた後、はしごをして午後に行ってきた記録です。筑紫までは小倉から新幹線を使って移動。あらかじめ予約しておいたよかよかきっぷ(土日祝日限定で使える割引きっぷで、博多~小倉間は往復で3100円と、バスや在来線とほぼ遜色ない金額で移動できます)は週末の移動に重宝します。途中、博多→薬院までバス、薬院から西鉄を乗り継いで小倉からはほぼ1時間ほどで着きました(乗り継ぎによってはもう少し時間がかかる場合があります)。 工場の正門までは歩いて10分ほどで行くことが出来ますが、行きは無料のシャトルバスを使いました。正門をくぐると、救援車などの展示がされていました。上記の並び方の構図は、京阪の寝屋川車庫とよく似ています。 救援車を間近に見ることができるのはイベントならではです。西鉄の救援車は5000型を改造したもので、黄色い車体は京王でも見ることができます。 こちらはオリジナルの5000型。9000型の増備に伴って廃車が一部出ていますが、それでも西鉄の主力車両であることに変わりはありません。台車は乾式のシンドラー台車で、デザインは京阪の6000系によく似ています。それもそのはず。製造は京阪と同じく川崎重工(現:川崎車両)ですので共通点もありますね。 増備中の9000型も2両編成が停まっていたので編成写真を撮ることができました。2両から3両のユニットを組むことが出来、6両は特急としても使われます。 線路の手入れを行うマルチプルタイタンパーです。JR私鉄問わず、一番多く採用されているのは、プラッサーアンドトイラー社のもので、オーストリア製です。この他、スイスのマチサ社やスペノ社(ただし、ほとんどはレール削正車)のものを使っているところもあります。 車両基地で人気のイベントの一つが車体のクレーン持ち上げです。20tクレーン2台で持ち上げる圧巻のシーンは、子どもたちの歓声がひと際大きくなります。写真は検査中の3000系で、西鉄唯一のセミクロスシート車です(The Rail Kitchen Chikugoを除く)。 30tから40tの車体が空中移動する姿は、こういった工場でないと見られません。 6000系は車掌体験として活用されました。 整備中の台車です。西鉄は線形がよいのでボルスタレス台車も導入されています。一番スピードの出る二日市~久留米間23.4kmは特急で僅か15分。表定速度も93.6km/hとかなりの高速で走ります。 こちらは珍しい台車洗浄機。車輪の汚れを短時間でピカピカにする優れものです。 3000系の近くには新品のロングシートが置かれていました。シートクッションは消耗品ですので、定期的に交換する必要があります。 救援車に搭載の直流モーターの内部です。MBの頭文字から分かるように、モーターは三菱製です。 工場の外では洗車体験に使われていた車両を見ることが出来ました。急行久留米の方向幕はなかなかのレアものです。久留米行きの急行は現在は走っていませんが、方向幕があることから、対応ができるように設定されています。工場の中では方向幕体験もあり、快急福岡(天神)や直行二日市など、過去に走っていた種別を見ることができました。ちなみに快急の停車駅は、急行の停車駅から春日原と下大利を除いたもの(天神~二日市間は特急と同じ停車駅になります)、直行は回送を旅客扱いして運行されたもので、当時は天神~春日原ないし二日市間はノンストップでした(後に薬院が停車駅に追加)。 最後はThe Rail Kitchen Chikugoの車内を見ることができました。1年ぶりのご無沙汰です。秋からはコースが刷新され、太宰府に向かうカフェコースがなくなり、アーリーランチとレイトランチの2コース運用に変更されています。稀にメルカリやフリマで招待券が出されていたことがありましたので、これは狙っていきたいですね。

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