2024/09/19(木)19:52
お座トロ展望列車#1
SATONOの続編として乗ってきたのは、会津鉄道のお座トロ展望列車です。会津若松からは裏ルートで鬼怒川温泉を抜け、東武で東京まで戻ります。この列車、お座敷車とトロッコが一緒になった変わり種で、会津田島でリバティ会津に乗り継ぐルートです。お座敷車は嘗てのJRのジョイフルトレインで全国各地に見られたのですが、近年は車両が少なくなり、それとともにレアな設備になってしまいました。
始発の会津若松での発車前の様子です。どことなくJR東日本のリゾートしらかみを彷彿とさせるフロントマスクです。それもそのはず。この車両は種車がキハ40で、譲受してもらった車両を改造して誕生しました。
連結部分の顔はそのまま。単行でも走れるようになっています。
展望車はハイデッカー構造で、展望デッキへは階段を下りていきます。子ども連れや部活帰りの生徒が撮影をするほどの人気スポットです。今も昔もかぶりつきはやはり人気。
座席からはこのように見えます。往路の場合は特等席に。
展望車はリクライニングシートになっているので、移動が楽です。椅子もそれなりに倒れます。
お座トロは乗るときに400円の指定券が必要ですが、会津若松~西若松の只見線区間は乗車券のみで乗れるため、短距離での利用が結構あります。鶴ヶ城へのアクセスとしては好適な距離です。
指定券は端末から出してもらうタイプ。硬券ではないのが・・・。この券は会津鉄道の主要駅で基本は売ってますが、遠方からの乗客のためにHPから予約することができます。予約をかけてから車内で料金を支払う流れです。
お座敷席は展望車の反対側に設けられています。掘りごたつ式で靴を脱いでリラックス。その奥にはトイレがあり、急な場合の備えもバッチリ。
掘りごたつの下はすのこが敷かれているので、通気性は抜群です。
復路はトロッコ車が先頭に。芦ノ牧温泉までは平坦な線路を走ります。
トロッコ車はオープンデッキ構造で、走行中に涼しい風を感じ取れるところがウリです。この日は私立中の遠征帰りの生徒で満席でした。ただ、気温が35℃を超えてずっと座れる環境ではなかったですね。
車内販売と道中の様子はこの次に。