なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

2024/09/23(月)10:36

お座トロ展望列車#2

観光列車(77)

お座トロの乗車記を続けます。ゴロ寝しそうになるほどのんびりできる列車は道中のアクセントになりました。 座席には車内販売のメニューが置かれています。メニューは主にドリンク類とスナックですが、沿線のお店から駅弁を取り寄せることができます。3日前までの予約が必要ですが、ソースかつ丼やサンドイッチなどが車内で楽しめるのは貴重です。予約先の電話番号等は会津鉄道のHPから確認をどうぞ。 会津鉄道駅弁予約HP ​https://aizutetsudo.jp/service/station-lunch/​ トロッコ車のデッキ部分には車内販売のブースが設けられていて、物販類はここに集約。このあたりは只見線の新たな観光列車へのヒントにもなる重要な役割があるのです。 車内にはポストがあり、手紙や封書を投函することができます。オリジナルの消印を押して届けてくれますよ。 ここからは沿線の様子を。西若松を出るとしばらくは盆地の長閑な区間を走ります。遠くに磐梯山と鶴ヶ城が同時に見えるスポットだそうで、1枚撮ってきました。 途中、このような行き違いも。元々は国鉄の線路で、ホームに年期が入ってます。 沿線でも乗降客が比較的多い芦ノ牧温泉です。鬼滅の刃の作中に登場した無限城のモデル、温泉旅館大川荘はここから送迎バスで5分ほどいった場所にあります。近年は海外からのお客さんもアニメのロケ地探訪で来られることが増えてきているようです。この駅にはもう一つ、ラーメンとソースカツの名店、牛乳屋食堂があり、素朴な醤油ラーメンなどが楽しめるお店です。 芦ノ牧温泉を過ぎると、山間部の区間に入ります。途中、何カ所かで減速運転をしてくれるので、撮影が結構出来ました。大川ダムは沿線のハイライトの一つ。 お座トロのウリは、このフォトシアターです。途中、長いトンネルがあり、このトンネル区間で楽しむことができます。 茅葺屋根が特徴の湯野上温泉駅にも停車。大内宿への最寄り駅で、バスで20分で行けます。 沿線は阿賀川に沿って走ります。どこまでも続く森の奥道。 塔のへつりは小駅ですが、乗降客が割と見られます。会津は大河ドラマ「八重の桜」の舞台になった場所で、同志社大学の創立者、新島襄の妻、八重の故郷でもあります。 トンネルを抜け、平坦な盆地に再度入ると、会津田島まではあと少し。 会津若松から約1時間20分。南会津の拠点、会津田島に到着です。会津田島からは浅草行きのリバティ会津が接続しているので、乗り継ぎは簡単。ここからは鬼怒川温泉まで向かいました。お座トロは、会津田島~会津若松間を主に週末に2往復しますので、のんびり湯治や急がない立ち寄り旅に使うときにはものすごく使えます。今年はそのまま抜けるルートで使いましたが、次に行くときには風呂に入りながら会津には向かいたいですね。浅草から日光・鬼怒川を経由して会津に向かう裏街道は、温泉だけでなく歴史的価値の高いスポットが点在していますので、少なくとも1泊はかけて行きたい場所です。今年はSLばんえつ物語が旅程の関係でまたも乗れなかったので、次こそは会津~新潟に抜けるルートでしっかり楽しめたらと思います。

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