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なみだを超えた先に広がる本当の豊かさ

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人間物語・とね しゅんじ

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2019.09.22
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カテゴリ:いのち の 智慧
◇人間物語のメール講座NO18◇


☆愛を探し求める心の旅の第1歩☆



嫌な事を忘れる為に
何かにつけて 目の前に有る 物事に対して
熱中する生き方を 身に付けた彼は 22歳になっていた。

彼は19歳の時に知り合った女性と
二度目の愛を経験し 22歳で結婚した。
この愛も 彼は激しく燃え上がった
どうも 彼は激情するタイプの様に見える・・・。

だが 彼が ちょっぴり大人に成れた所為か
以前の愛の体験で苦しい思いをしていた所為か

この愛が終りかけた時 
彼は 以前と同じ様に 
再び"死"に 逃げる事をしなかった。

何となく 
逃げれば 再び この愛で傷ついた思いを
胸にしまって 引きずり続ける事を
以前の体験から学び取っていた彼は

そんな思いは二度とゴメンだとばかり
もう その愛は終わってしまっていて
自分が嫌われているのにも拘わらず 彼女に迫った。
電話を掛ければ切られるし
手紙を出しても返事は来ない
もう彼の心と来たら落ち込みっぱなしだった・・・。

ところが彼は それでも諦めなかった。
非常に執念深い男だ 
今ならストーカー行為で捕まっているよ。

彼は自分が諦めない限り
その事は絶対に終らず
いつか必ず成果が上がる事を
色々な物事を行なう度に 体得していた。

だから彼は 自分が傷つき 
苦しくて 諦めてしまう事が先か
彼女が こちらを振り返ってくれる事が先か
もう自分との戦いだった。

彼女の事は 単なる口実であって
もう そんな事は どうでも良かった。

「ここで苦しくて負ければ 逃げれば
今迄 あの最初の失恋の 
どん底から 立ち上がった日 以来
物事に対して 決して屈服せずに 勝ち続けて来た
自分が無くなり
ずるずると 以前のような 負け犬に成り下がる
そんな事だけには成りたくない。
それを 考えたら 苦しいのぐらい
屁でもない。
俺の辞書に負けは無いんだ 負けは許されないんだ」

まるでナポレオン気取りだ
こんな彼に 見込まれた 彼女は憐れだ・・・。


とうとう彼の熱意に 彼女は負けてしまった。
そして結婚したのが
彼が 22歳の夏だった。

彼女と結婚する事が出来た彼は
此処までの思いをすれば
何でも自分の思い通りに成るんだという考えを
より強めてしまっていた。

結婚後 4年たった 彼は
有る会社の営業部長になっていた。
その時 彼は26歳 彼は ある信念を持っていた
その信念とは こうだ

「努力しなければ 世の中 出来ない事だらけ
努力をすれば 世の中に 出来ない事なんて
何ひとつ無い」

その頃の彼は まるっきりの ツッパリ人間で
怖いものなど 何ひとつ無かったし自分に出来ない事など
何も無いと本気で思い込んでしまっていた・・・。

ここまで自信を持ってしまう人間ほど
世の中に 害毒を流してしまう人間はいない
彼も 御多分に漏れず その中の
1人の人間に成っていた。

ところが 困った事に 
彼自身は そんな自分に満足をしてしまっていたのだ。
彼は 結婚した時に 有る事を決めていた。
精神的な愛情ならば
いつでも上げられるが
彼自身が 幼い頃から 
嫌な思いをし続けて来た
物質的な愛情を与えるには時間が掛かる
まずは この物質的な愛情を与えるのが先だとばかりに
単純計算で
仕事をバリバリやれば 役職が上がる
役職が上がれば 当然 給料も上がる
自分が大変なぐらい 何でもないと
彼は バリバリ仕事をこなして行った。

そして 結婚4年後の 彼の生活は こうだ
いつも帰宅は 午前2時から4時
明け方 7時には目を覚まし
30分の朝食の後 会社に出勤し
仕事 仕事 仕事

家に帰ってきても仕事の事が
頭から離れていないから
まるっきりのビジネスマシン

おまけに電話も入れずに
平気で2・3日も家を空ける始末
休みは未定の3ヶ月に1度くらい

更に彼は 平気で こんな事を
言う様に成っていた。

「俺は役職も手に入れた 給料だって こんなに良く成った。
だから妻を幸せにしている。こんなに汗みどろになって 妻の為に
働いているのだから まさか文句など無いだろう。
普通の人達だって ここまでの事は出来ない。
でも俺は1番 時間が掛かる 誰にも出来ない事を
こんなに大変な思いをして お前に与えているのだから
俺の愛情こそ 本物だし その愛情を解かれ」

などと言っていたし 
本気で そう思い込んでいた。

そして1番大変な思いをしているのは
自分だけで妻のことは幸せにしていると信じて疑わなかった。
自分を犠牲にしてまでも
相手を幸せにする。

これが もっとも深い
愛情表現だと思っていたし
事実 彼は妻を愛していた。

だからこそ こんなに過酷な生活が
続けられたのだ。

その頃の 彼は 人に
「あなたにとって もっとも大切な人は 誰ですか?」と
尋ねられると 胸を張って「会社の社員達です 私の部下達です」などと
本気で答えるほど 仕事だけに埋もれきってしまっていた。

仕事以外の一切は
全て無意味な物として
彼の目には 映る様に成ってしまっていた。

彼の 答えの理由はこうだ
社員達が いるからこそ 会社が有って
その社員達が 頑張ってくれているからこそ
給料が貰え 

彼も妻も生活をしていける
だから 社員達が1番大切だという理屈だった。

彼は ある機会に恵まれて
初めて 
それまでの全てが
間違っていた事に気づくことになる・・・。








今日のメール講座は 
ここまでで 終わりにしたいと思います。







自分の心の育て方
http://ameblo.jp/ningen-monogatari/




































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Last updated  2019.09.22 10:00:30
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