沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

2005/02/07(月)12:59

市民レベルの救急医療知識

ダイビング(4)

昨日は、ファーストエイドの、講習を受けました。これは、ダイビング認定団体のプログラムですが、ダイバーのみならず通常日常生活で知っているととても役立つものです。 私は、ダイビングをするので水難事故などにあう可能性は、普通の人よりは高いと思います。 講習内容として、心肺蘇生(CPR)と、除細動(AED)をレサシアンという人形を使ってメインとして行います。 CPRについては、気道確保、人工呼吸、心肺蘇生を実習します。AEDについては、去年の7月より一般市民も使用可能となり、飛行場や、スポーツクラブなどで設置されてきています。どういうものかというと、心停止直後に心房細動、小さな痙攣のようなものが起こります。これを通電により正常な状態になるように試みるものです。機械の操作は簡単ですが知識があるとないとでは大きく違います。 実際機械を使えても、CPRとセットで行わないと蘇生の可能性は低くなるとのことでした。 CPRの目的は、完全な死を遅らせ、患者を生きている状態で、医療機関に引き渡すことにあるそうです。 そして、AEDは、積極的に生存させることを試みることができる。とのことでした。 その他、回復体位、止血法、包帯の巻き方、三角巾の使用方法などの実習講義がありました。 実際、CPRをするような状況になることはあまりないと思います。 しかし、津波や大地震など、予期せぬ災害が出たとき医療機関だけでは対応は仕切れないといわれています。 止血法ひとつ覚えることは、地震災害に備えることでもあります。 私の持論ですが、レスキュー救急法を学んで事故で誰かを助けたいのではなく、自分が助けられるような危険な目にあわないために知識を得て講習を受けているのです。そういう気持ちで講習を受ける人が増えれば、隣にいる誰かに手を差し伸べることができるかもしれません。 ファーストエイドプログラムは、主にダイビングショップで行っていますが、CPRの実習であれば、消防庁の防災館などでも体験できるようです。 レサシアンというお人形。女の子です。この名前、水難事故で死亡したわが子の名前で彼女をモデルにしているとのことです。 どんな状況でも親より子供が先に死ぬなんて経験したくないものです。 ちなみに、私は下記ダイビングショップで講習を受けました。 ビックブルー http://www.bigblue-ds.jp/

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