1057725 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

SOUTH HILL RX3

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
April 10, 2007
XML
カテゴリ:うたわれるもの
 (1からの続き)

被害者はハウエンクア。犯行時刻は早朝。
第一発見者は、その※妹クーヤ。


※「うたわれるもの」本編では違いますが、
 分かりやすさで、兄妹にしました。


執事のゲンジマルとメイドのサクヤに支えられながら、クーヤが
語った言葉は、背中に少女を乗せた白い大きな獣が倒れた兄の顔を
舐めていたという。通報が遅れたのは、それを見て卒倒したかららしい。

死因は、頭蓋骨の左側頭部の陥没とそれに至るまでの裂傷痕からの
出血多量が原因らしい。これにより、犯人は右利きの可能性は出たが
現在、司法解剖がトゥスクル女史によって行なわれており、
凶器の特定は、その結果に委ねられた。

また被害者は右手に拳銃を所持しており、6発の弾装中、5発のみが
装填されており、硝煙反応があることから、1発発射されているようだが、
現場に命中痕はなく、犯人が被弾している可能性はあるので各
病院施設に銃創患者の手配が張られた。

また、エルルゥの鑑識結果で、クーヤの証言を裏付けるような
被害者の頬に猫科の巨大肉食動物特有の唾液と金属のような硬さの
獣毛が多数発見された。そして、被害者の居室では金庫が破壊
されていたが、物盗りの形跡はなく、殺人と窃盗犯は同一犯と
いう見解で警戒線が張られることになった。

ハ「エルルゥさん、居室からは獣毛は1本も発見できなかったんですね。」
エ「ええ。綺麗に片付けてるところを被害者に見つかって、
  物を盗らずに逃走。逃げている最中に落としたから玄関先のものは
  始末できなかったんじゃないですか?」
ハ「被害者の顔を舐める余裕はあったのに? そして被害者は
  玄関先で発砲している。このことについては、どう思われますか?」
エ「あれだけ硬い毛ですもん。銃弾くらい弾くんじゃないですか
  ということは、クーヤさんが見たという、その獣に乗った
  少女が被弾したのかもしれませんね」
ハ「あのオイル、ひょっとして…」
エ「はあ? だから、あれは無関係ですって。お屋敷の中には
  全くなく、犯行現場から20m以上離れた位置にあったんですよ。
  もう、捜査の邪魔になりますから、余計な口を利かないで下さい。」
ハ「す、すみません」

容疑者は、すぐに見つかった。最近、巷でナイフを弾く獣という触れ込み
で噂になっていた旅芸人、少女アルルゥとムックルの両名であった。

即刻、取調べが開始されるが、供述は旨く進まなかった。というのは、
参考人アルルゥが言うには、広い庭を見つけて遊んでいたら、
突然雷のような音(銃声)がして、そちらに言ってみると、人が
倒れていて、死んでいたと。そして、ムックルはよく飼いならされている
ので死んだ肉は食べるが血抜きしてないと食べれない。だから、
被害者の顔は舐めたが、流血していた為、食べなかったという。

マジックミラー越しにクーヤは目撃したのは確かに、この少女だと
断言した。しかし、彼女とて、ムックルが被害者を襲う瞬間を見た
訳ではないのだ。だが、状況証拠は揃ってる。一方、アルルゥを見ぐるみ
剥がし調べたが銃創は見つからず(当然、エルルゥが立ち会った)
捜査は膠着状態に陥った。このままでは、アルルゥとムックルで
立件されてしまうのも時間の問題だった。彼女達の誰もが嘘を
言っているようには思えない。何かが足りないのだ。半日が経過し、
<7日目 日曜日の朝>ハクオロは検死医トゥスクルの元に向かった。

ト「死体の傷跡? あの獣で決まりでないのかね、聞いてどうする」
ハ「金属製の鈍器で殴られた可能性はないですか」
ト「たとえそうだとしても人間には無理だね。だが、言われてみれば
  確かに硬質の3本の鉤爪のようなもので殴られた形跡はある」
ハ「3本? ムックルは4本爪ですが」
ト「それが、本当ならお前さん、証拠を取ってくるがええ。
  じゃが、現在、狭い檻に入れられて気が立って誰も近づけんの
  ではないのかえ?」
ハ「それでも何とかします。」

それまで、餌として与えられていたものは充分に血抜きされていない
安生肉であった。そこでハクオロは、まだ初任給が出ていないため、
学生時代にバイトで稼いだ貯金をはたき、泣く泣く高級肉を買い、
与えるついでに粘土で手形(前脚)を取った。それは確かに
4本爪であり、被害者の傷痕とは一致しなかった。だが、それだけでは、
釈放されず、無実を照明する為には真犯人を捕まえるしかない。

ハ「トゥスクルさん、この辺でロボット工学か生体サイボーグの
  専門家をご存じないですか?」
ト「ああ、わしの知り合いの孫娘にそんなのもいたような…
  エルルゥや。案内しておあげ」
エ「何で、私が、それにハクオロさん、勤務中ですよ。不潔です。
  女の人と遊んでる暇はないんですよ」
ハ「頼むエルルゥ、いやエルルゥさん、被害者の無念を晴らすために
  協力してくれ。頼む」
エ「呼び捨てに命令口調…# まー、いいです。お婆ちゃんに頼まれた
  から案内だけはしてあげます。ついてきてください(ガチャ)」
ハ「ありがとう。エルルゥ…さん。感謝します(ツカツカツカ バタン)」

2人の出ていた後に入室してくるニウェ課長。トゥクスルに話しかける。

ニ「どうですかな? あの新人?」
ト「うちの署には今までおらんかったタイプじゃな。ひょっとすると
  化けるかもしれんぞ」
ニ「そーですか。そーですか。クーカッカッカッカッカッカ」

ヤミユラ校外にあるオンカミヤムカイ山。その中腹に古びた研究医療
施設があった。其処の研究主任であるウルトリィにハクオロと
エルルゥの両名は面会を求めた。しばらくするとウルトリィが
退院患者と家族を送り出しがてら護衛を引き連れて現れた。

患「先生、お代(治療費)は、いずれお返しします。」
ウ「保険も利きませんし、払える時で結構ですのよ」

何度もおじきをしながら礼を言う患者家族を送り出した後、
毅然とした態度で向き直った。ひるみかけるが何とか堪えるハクオロ。

ウ「さて、お待たせしました。警察の方がどーいったご用件でしょうか」
ハ「ある事件の捜査に協力いただけないでしょうか?」
ウ「事件といいますと?」
ハ「殺人事件です」
ウ「それがうちの研究所と何の関係が?」
ハ「実は見てもらいたいものがありまして」

そして、ハクオロは昨日現場近くで、ピポットにより採取しシャーレ
に入れた、あのオイルを胸ポケットから取り出し、見せる。
ウルトリィの護衛をしているトウカの視線にビクビクしながら。

ハ「このオイルが、どういったものなのか知りたいのです。」
ウ「確かに、うちの研究所でも取り扱っている生体オイルです。」
ハ「昨日、怪我をした患者さんはいらっしゃいませんでいたか?」
ウ「うちの患者さんを疑っておいでですか? しかし、貴方は
  勘違いしておられます。現時点で完全自立型のロボットは人間よりも
  力に劣り、また生体サイボーグ技術も同様ですのよ。」
エ「つまり、大型肉食獣のような破壊力はないというのですね。
  失礼しました。もー、だから言ったのに、ほら帰りましょう」
ハ「スイマセン。言葉を誤りました。故障した機械はなかったでしょうか?」
ウ「どういった意味でしょうか?」
ハ「失礼ながら、こちらは医療施設の資金繰りが苦しくて軍事転用の
  ノウハウを売りさばくことにより、その赤字を補填していると
  聞きました。その責任者の方とお会いできないでしょうか?」
ウ「そのような者は現在おりません。父が存命の時はは確かに軍事関係
  にも手を出していたようですが、私が引き継いでからは一切、
  手を引いています」
ハ「ですが、その技術なら、今回のような犯行も可能なのでは?」
ウ「生体サイボーグのネックは自律神経の制御です。もしも、
  他律、つまり、パワ-ドスーツ的な使い方をすれば、あるいは…。
  スミマセン。私は、その手の知識には疎いもので。妹がいれば、
  そちら方面に詳しいのですが、昨日から帰っていないのです。」
ハ「そうですか、ありがとうございました。それでは失礼します。」

帰り道、ハクオロは無言であった。エルルゥは聞き出す。

エ「まさか、その妹さんを疑っているんでないでしょうね。
  確かに、昨日は帰ってない。しかし、行方がどこかも分からない。
  でも、どーやって探すというんですか?」
ハ「今夜もしくは早朝だ。犯人はアムルリネウルカ家での盗みに
  失敗している。もう一度忍び込む可能性はあると思われる。」
エ「窃盗・強盗犯の犯行時刻と傾向を分析してみる必要があるわけですね。」

かくして、プロファイル結果、やはり夜明け前に、集中していることが
分かった。それでも真犯人がアムルリネウルカ家に再び犯行に
戻ることはあるのだろうか?

先輩刑事達には徹夜でヤマユラを巡回パトロールしてもらうことにし、
ハクオロ達はアムルリネウルカ家に張り込むことにした。
勿論、出かける前にアルルゥとムックルを釈放して。

ア「おじちゃん、アルルゥとムックルも一緒に行く」
ハ「お、おじちゃん? せ、せめてお兄さんと言ってくれないか?
  それに駄目だ。危険すぎる。君たちは晴れて無罪放免となったんだ。
  わざわざ危地に顔を突っ込む必要はない。」
エ「窃盗犯一人捕まえられないハクオロさんが何を言っているすか。
  それなら、アルちゃんとムっくんの方が余程頼りになるよねー」
ハ「はー、では、協力をお願いします」

果たして、ハクオロの言うとおり、真犯人(カミュ)はアムルリネウルカ家に
現れるのか? そして、パワードス-ツ=強化骨格「アヴ・カムゥ」を
駆るカミュの真意とは? (人型サイズにカスタマイズされている)


一応、ハウエンクアが死の商人であり、カミュは正当防衛で、
自身の身を守る為に、やむをえず、過剰防衛の末、ハウエンクアを
殺害してしまったという事情があります。犯行動機は、姉ウルトリィの
研究施設の資金稼ぎ。(今までの窃盗も悪徳商人のみを狙っていた)

それでも、悪は悪。果たしてハクオロはカミュ(未成年)を説得、
補導できるのか? 続けてもいいけど、この辺で、一旦ピリオドです。


最後の方、書き飽きてプロファイルじゃなくなっているのはご愛嬌www
まー、カミュというようはムツミの性格っぽいですね。
(そして、またもや暗躍しているっぽいディーwww)
トウカは無理やり出した感が否めませんwww オ"イ"デゲー
最初は仲良し3人娘で少女窃盗団にしたかったのですが、
ユズハを悪役にするのって難しいですね。
アニメしか見てないので、何ができるのかイマイチわからなかったし
中原麻衣さんの演じられたキャラネタで鉈を振り回すとかしかイメージできなかったし。


そういや、「武装錬金」では力也さん(ヴィクター)の娘
(ヴィクトリア)役が釘宮理恵さんだったんですよね。
娘をホムンクルスにされた悲しみで… いや、話が違うからwww





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 10, 2007 10:32:14 AM
[うたわれるもの] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.