さて、表題の通り、「少林老女」なる映画を見に行った。
映画館で売ってたパンフ。800円也。
念のために言っておくと、「少林少女」ではない。「少林老女」である。
まあ、一部ワイドショーなんかで取り上げられたりしてるんで、知っている人もいるかと思いますが、「ガキの使い」に出てくる名物おばちゃんが主演の映画です。無表情、言葉を発しない、意味不明な踊りをする、そしてやたらとキスを連発する、ちょっと、というかものすごい変なおばちゃんです。
で、友達がガキの使い及びこのおばちゃんの大ファンで、是非見てみたいというので一緒にいってきました。まあ、私もガキの使いは大好きなので、よく知ってはいるんですが。
さて、どこの映画館へ行くか?ワイドショーとかで取り上げられてるくらいだから、どこでもとは行かないまでも探せば何箇所か出てくるだろう・・・と思っていた。
甘かった
上映してる映画館、1つしかねぇ!!
渋谷に1箇所あるだけ。しかも上映時間が
11:15 と 21:20の 1日2回!!
いわゆる「モーニングショー」と「レイトショー」ってヤツですね。なんか本当におまけ、というか一般人を寄せ付けない映画です。とりあえず平日に行くんで21:20からのほうに行くことにしました。
・・・さて、実際行ったところ、シアターN渋谷という、小さめの映画館であった。ぱっと見た目、外からは映画館とは分からない、ただのビルである。
中に入るとやはり通常の映画館よりかなり小さい。定員70名くらいだろうか。
ちなみに小さいことは別にたいした問題ではない。小さいからといってボロいとかガラが悪いとか、そんなことはまったくない。
むしろ問題なのは
私たちを含めて観客が8人しかいないことじゃないだろうか?
こんな空いている映画は初めてだ・・・。
んで、どんな映画かというと
「老女<ババア>の一生ヤバすぎる。
人里離れた山奥にある「少林寺」。
ここで門下生と共に修行を営んでいる"少林老女"こと美代子(浅見千代子)はある日、
"一本足"(長澤奈央)と名乗る武術の使い手に敗れ、少林寺を奪われてしまう。
都会に追いやられ、ショー芸人としての生活を余儀なくされた美代子だったが、
彼女は今までの人生で味わったことのない「人並みの生活」にどっぷりと酔いしれてしまう...。
恋に溺れ、幸せを掴んだ美代子。しかしその前に、彼女には果たさなくてはならない闘いが...。
一度は「闘争心」を失いかけた彼女に"一本足"への勝ち目はあるのか?!
そして少林寺を取り戻すことはできるのか?! 」
というもの。うん、間違ってはいない。確かに間違ってはいない。
間違ってはいなんだけどね。
一言言っておきますと、この映画、「おばちゃん」に対する予備知識がないとかなり苦戦を強いられますw
内容どうこうではありません。「おばちゃん」の映画ですw
何も知らない人を連れ来たりすると、間違いなく怒られますw
逆に、「おばちゃん」ファンであれば楽しめると思います。実際面白かったです。
そういう「超ニッチな需要をピンポイントで突く映画」です。
というわけで、別にオススメはしませんw見たい人は見に行ってください。
ちなみに3人組で行くと3人で1500円で見れます。
まあ、3人集めるほうが大変でしょうがw
ついでに、帰り渋谷から副都心線に初めて乗ってみました。
とりあえず、駅構内と便所がものすごい綺麗です。
で、西武線直通の小手指行きで帰ったんですが・・・平日の23時台の下り電車とは思えないくらい空いてます。
発車しても空席ばかりでガラガラでした。渋谷から満員の山手線で高田馬場→また満員の西武新宿線とは比べ物にならないくらい快適。座って寝てりゃ着くんだもん。
特に遅れも全くなく時間通り所沢に着きました。ずーっとこんなんだったら使ってもいいな・・・無理か。