nana1451@たぶん日記

2010/02/21(日)00:57

「ウリ」は何ですか?

PC:消費電力(163)

 さて、ちょっと変わったビデオカードが発売されましたね。 補助電源なしのRadeon HD 5750が発売に 消費電力21%減、ファンレス仕様 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100220/etc_pcr.html 題名そのまま、補助電源無しのRADEON HD 5750です。 >デジタルPWMを採用することでエネルギー変換効率が90%に向上し、ファンレスかつ補助電源なしでの動作を実現したという。 ということで、結果的に >通常比で消費電力を約21%低減したとされている。 だそうだ。 以前なら へー の一言で済んでしまうところですが、幸か不幸かただいま我が家ではビデオカード祭りが絶賛開催中で、ましてや消費電力減ともなれば気にもなるというもの。 まったく困ったもので、 そんなにビデオカード買っても仕方ないし お金もないのにそんなもの発売されても ホントまったく困ったものです。 PowerColor AX5750 1GBD5-NS3DH フェイスで15,970円。 ・・・1ランク上の5770が案外普通に13,980円とかで売られているのを考えると・・・やっぱ高いですよね。 まあ、消費電力21%低減の実力はどんなものなのか、簡単に調べてみることにしました。 ちょっと後ろから失礼して 補助電源コネクタは見当たりませんね。 あと、 メモリチップにはすべからずヒートシンクが付いてます。 お値段相応? んで、他のHD5750のカードと比べて消費電力はホントに減ってるのか計測。 まず土台となるマシンの主な構成ですが CPU:Core i7 860 2.4GHz EIST,C1E,TB:切、つまりいついかなるときも2.4GHz駆動 SSD:Intel X25-M マザー:GA-P55-UD3 電源:EA-380D-GREEN OS:Windows7 Ultimate 64bit で、このマシンをリモートで操作し、ビデオカード無しで起動させます。 この時のアイドル時の消費電力:27W というわけで、例えばビデオカード挿し、マシン全体の消費電力-27Wがビデオカード単体の消費電力になる、ということです。たぶん。おそらく。 比較する他の5750を何枚か紹介 HIS    HD 5750 iCooler IV 1GB (128bit) GDDR5 PCIe Sappire Vapor-X HD5750 11164-04-20R 玄人志向 RH5750-E512HD/AC 以下、HIS、サファ、玄人志向と略します。 あ、PowerColor AX5750 1GBD5-NS3DH はパワカラで。 なお使用したドライバはcataryst10.2 メンドイので箱だけ紹介。 1.アイドル時          GPU    メモリ   消費電力 パワカラ   157MHz 300MHz  44W(17W)  HIS       157MHz 300MHz  42W(15W) サファ     157MHz 300MHz  42W(15W) 玄人志向   157MHz 500MHz  51W(24W) 2.BOINC(Collatz)を回してGPU使用率を100%にしてみたとき(CPU使用率は0%) ※全てGPU:700MHz/メモリ1150MHz         消費電力  パワカラ   84W(57W) HIS       93W(66W) サファ     93W(66W) 玄人      91W(64W) 3.ゆめりあスコアと消費電力         スコア     消費電力 パワカラ  74,200   93~100W HIS      72,756   101~110W サファ    73,096    103~111W 玄人     72,177    99~106W ※1、消費電力黒文字はマシン全体の消費電力、赤文字はそこから27Wを引いたおそらくカード単体であろう消費電力 ※2、cataryst10.2ですとゆめりあのスコアが10.1以前より大幅に落ちる(現に相当落ちている)ようですが、比較のためなのでそのまま気にせず載せときます。 ま、アイドル時に関してはどれもほとんど変わりはありませんが、負荷を掛けるとだいぶ差が付きます。 21%とは行きませんが、パワカラのそれは謳い文句通り低消費電力ですね。 つうか、HISとサファのアイドル時の消費電力が低すぎるような気もしないこともないですが・・・そうなってしまったので仕方ないですね。 性能的には至って普通のHD5750のようです。それでいて負荷時には低消費電力となっている、ううむ、謎の技術ですね。 で、このカードのもう一つのウリがファンレスなわけなんですが・・・ Collatzを30分ほど回したときの温度は69℃、ヒートシンクの表面温度は49.8℃ (室温16℃、ケースに収納し、側板は閉じた状態、特にファンなどで風は当ててない) 使えないことはないですが、長時間負荷を掛け続けるとちょっと不安になる温度ですね。 つうか、 やっぱどうしてもファンレスにしたかったのだろうか・・・ と、まあ、どんなことをしたのかはよく分かりませんが、補助電源なしでもクロックダウン等することなく通常の5750の性能そのままという面白いカードではあります。 他社も追随してくれるとうれしいんですがね。

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