さて、とりあえずストレートに組んで動かしてみたら負荷時の消費電力が案外高くてさてこれは使い物になるなかぁとちょっと不安になったRyzen7 2700Xの話。
おさらいですが、
構成
CPU:AMD Ryzen7 2700X
マザー:GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING
メモリ:DDR4 2400 8GB×2
ビデオカード:RADEON R5 230
SSD:WD Blue 256GB
電源:Antec EarthWatts EA-550-PLATINUM
OS:Windows10 Pro
その他:キーボードマウスレシーバー、無線LANアダプタ
という構成で、消費電力を測ってみたところ
Ryzen7 2700X 3.7GHz 消費電力 設定:すべてデフォルト
アイドル時 41W 3GHz~4.3GHz
Prime95 199W 3.92GHz
※クロックはCPU-Z読み
となりました。
んで、ウチではCPU使用率が常に100%になるBOINC(WCG)機に投入する予定ですが、
BOINC(WCG)実行時の消費電力
・Core i7 8700K 3.7GHz 6C12Tのマシン…68W
・Ryzen7 1700 3GHz 8C16Tのマシン…70W
なので、いくら3.7GHz 8C16Tが魅力的とはいえ、100W台後半じゃぁちょっとねぇ、と。
となると、勝手にクロックを上げてくれるターボなんちゃらを使わせないことと、コア電力を下げていくといういつもの通りになっていくわけです。
Ryzen7 2700X 3.7GHz 消費電力 設定:3.7GHz固定
アイドル時 38W
Prime95 148W
まあ、クロック的には0.2~0.3GHz程度しか変わってないのですが、50Wくらい下がりましたね。
特に調べてませんが、たぶん電圧も下がってるんだと思います。
で、あとはコア電圧を下げていくこととなりますが、今回買ったGIGABYTEのX470 AORUS ULTRA GAMINGは
オフセットで±0.3Vまで設定が出来ます。
で、下げていくわけですが、ウチの2700Xでは-0.132Vくらいが限度っぽいです。
Ryzen7 2700X 3.7GHz 消費電力 設定:3.7GHz固定 Vcore:-0.132V
アイドル時 35W
Prime95 131W
BOINC 123W
さらに17W下がりました…がそれでも131Wです。
この状態でBOINCをインストールをしてみたところ123W
各デバイスoffとかメモリ1枚とか他にも出来ることはあるのですが、そんな劇的な省電力化は期待できませんし…ダウンクロックかなこりゃ。
123Wのままでもいいっちゃいいんですが、これから夏ですしね。