++ 薫風日記 ++

2011/06/22(水)21:02

万城目学「鹿男あをによし」読みました!

BOOKレビュー(FC2に移行してます)(531)

【鹿男あをによし】万城目学  【内容情報】(「BOOK」データベースより) 大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。ほんの気休めのはずだった。英気を養って研究室に戻るはずだった。渋みをきかせた中年男の声が鹿が話しかけてくるまでは。「さあ、神無月だ-出番だよ、先生」。彼に下された謎の指令とは?古都を舞台に展開する前代未聞の救国ストーリー。 先月、奈良旅行に行く前に読んだ本です。奈良といえば鹿! 初・万城目作品~ (ずっとマンジョウメさんだと思ってました ・・・正しくはマキメさん。笑 ) 何となく阿呆が取り柄の森見さん(褒めてます!)と、似た雰囲気だと思っていましたが… 読んでみたら、あらビックリ。青春爽やか系の小説だったんですね。 森見作品のようにねっとりと濃厚な描写はなく、さっぱりした小説でした~ この作品、前に玉木宏さん主演でドラマ化されていましたねぇ。 今思えば、堀田イト役が多部未華子ちゃんとか、妙にハマっている気がします(笑)  ≪オススメPoint≫ ファンタジー  鹿がしゃべる!  蘊蓄が面白い 赴任先である奈良の女子校に馴染めず、悶々と毎日を過ごす28歳の先生。 失意の中、鹿に突然話しかけられる(しかもオッサンの声で)という設定が笑えます~! 古代史を絡め、不可思議な騒動に巻き込まれていく展開は面白いし、 奈良という土地の持つ力も、我が物顔に歩いている鹿達も大好きなんですが… うーーーん、物足りない。どこかこじんまりした印象が拭えないぜ 登場人物が皆、真直ぐでとても好印象なのですが。 もしかしたら、個人的には少々「毒」がある方が好みなのかもしれません(笑) とはいえ文章自体は読みやすいので、もう1冊くらい読んでみようかなぁ…と思います 話は変わりますが。。。 ブログのアクセス数が 30万アクセスを突破しました~~!! いつも遊びに来て下さる皆さんのおかげです。これからもヨロシクお願いしまっす    ≪検索用INDEX≫  作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆                       (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)  作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆                       (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)

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