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テーマ:おすすめ映画(4070)
カテゴリ:音楽・本・TV・映画
先月、スカパーの日本映画チャンネル(だっけ?)で、 岩井俊二監督の特集をやってまして、そのときに録画したものを観ました。 これは、95年の作品で、岩井俊二監督の長編デビュー作なんだそうです。 --------------------------------------------------------------- 博子(中山美穂)は、2年前に死んだ恋人・藤井樹のことが忘れられないでいる。 彼の部屋で、中学時代のアルバムを見つけた博子は そこに載っていた、樹の中学時代の小樽の住所に宛てて手紙を書いた。 すると、博子の元に、死んだはずの樹から返事が届く・・・。 ・・・実は、手紙が届いた相手は、 彼と同姓同名の、中学時代のクラスメイト、藤井樹(中山美穂の2役)。 樹に 「中学時代の彼のことを教えてほしい」と手紙を送る博子。 樹は、自分の知る「藤井樹」の思い出を、博子との文通に綴っていく。 --------------------------------------------------------------- その、中学時代の藤井樹と藤井樹 (ああ、ややこしいね~)を演じている 酒井美紀と、柏原崇が素晴らしくいいんですよ~。 映画的には、主演級は中山美穂・豊川悦司、なのだけれど で、この2人ももちろんいいんだけれど (ちなみにトヨエツは、死んだ樹の仲間であり、博子のことを想う、「秋葉」という男の役) 私の中では、この映画は完全に 酒井美紀と柏原崇、この2人のものだなぁって思いました。 その後の「白線流し」はここからの流れだったのかな? その年代特有の不器用さ、ぎこちなさ、不安定さ・・・。 甘い思い出というよりは、ほろ苦くて、はがゆい感じの。 「あぁ、自分にも似たようなことがあったな」 なんて 遠い昔の自分を、懐かしく思い出したりして。 小樽、という場所も、いいんだろうな。行ったことないけど・・・ それから、終わりかたもすごくいいんですよね。 10年前の藤井樹が残していったもの・・・。 それを見た時の樹の表情。 幸福で、でも、せつなくて。 もう二度と取り戻せない「あのころ」に、胸がきゅんとしますね。 なんだかすっかりノスタルジックな気分に浸ってしまったのでした(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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