2007/10/13(土)14:33
定年退職の温泉家族旅行
ある日の昼下がり、ごはん処での出来事。
注文した料理が出てくるまでの間、先に昼食を楽しんでいた二人の女子大生の会話。
「今度あたし親と旅行にいくのよ」
「そかそか、そんなこと言ってたっけね」
「そうなの。久しぶりに温泉につかってくるわ」
「ふ~ん、い~ね、い~ね」
「父が定年退職するので、記念に10万円の旅行券貰ったんだって」
「あっ、そ~なの」
定年退職か、自分と同じ年代の親がいるんだ。
思わずその娘のお父さんのことを考えてみました。
二十歳前後の娘が親と一緒に旅行に行ってくれるなんて、
幸せなお父さんだよね。
娘もただで温泉に入れるからという、現代っ子感覚で家族旅行に行くのか、親と一緒に旅行に出掛けられるという楽しみからなのかはわかりませんが、娘さんの親への気遣いには、おじさんとして好感がもてました。
定年退職者に金額の是非は別にして、功労賞を出してくれる会社にも好感をもてます。定年まで勤められる方が激減し、途中トラバーユしたり、自分の夢を追い求めて独立する方が増えているようです。
その娘のお父さんは、どのようなサラリーマン生活を終えたかわかりませんが、親子の絆は深いものがあったんでしょうね。
幸せそうなお父さんの顔が浮かんできます。
平和な家庭を垣間見たような気もしました。