2008/03/30(日)14:46
浪漫の潮騒にふれる浄土ヶ浜
先日の連休を利用して郷里に帰ってきました。
3月の後半とはいえ、東北の春はまだ遠く、肌を刺すような寒さです。海から吹き荒ぶ風は非常に冷たく、手袋のない手はほとんど感覚がありません。
リアス式の宮古・陸中海岸は、車の窓外にその広大な自然の雄姿を見せてくれます。
浄土ヶ浜。それは300年前、ここを訪れた霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名づけられたと伝えられています。
白い石英粗面岩にはえる松の木と、群青色の海のコントラストは、寒さに震える人の心をホッとさせてくれます。丸い小石が敷き詰められた砂浜では、地元の子供達が翼を休めているウミネコに餌を与えていました。
日出島。浄土ヶ浜の北、姉ヶ崎の沖合いに浮かぶ日出島は、クロコシジロウミツバメの繁殖地として天然記念物に指定されている景勝地です。
日出島の近くにある天然記念物の潮吹岩も壮観です。この日は見ることが出来ませんでしたが、幅65cmの岩の間から吹き上げる海水は30mの高さまで達するそうです。
寒さに震えながらも、観光客の少ないこの時期に訪れるのも悦なもんです。ポツポツとしか出会わない地元の人たちも、来るべき観光シーズンに備え、準備に暇がないようです。
ぜひ1度は訪れてみたい観光ポイントでもあります。夏の観光旅行計画の1つに組み入れておきたい東北岩手の三陸海岸、宮古の浄土ヶ浜でした。