結婚26年アメリカ人夫婦の会話&晩ご飯日記

ヤキマ市内に入るとスペイン語のビジネス看板が目につく。 住宅街を一歩入ると、あら不思議！ そこはもうメキシカンタウン。

「ヤキマはもうメキシカンタウンになりつつあるよ。 40年前はメキシコ移民はいなかったけどね」ヤキマから帰ってきたQちゃんが土産のタマーリを私と一緒に食べながら言っていたのを思い出す。

ラニママも「美味しいメキシカンフードは嫌でもヤキマで食べられるから何か違うものを食べたいわ」とポートランドに来るといつもメキシカン以外のレストランに足を運ぶ。

私はQちゃんの影響もあるがメキシカン料理が好きだ。 道行く場所に立ち並ぶメキシカンストアやタコスタンド。 こういう『リアルな異食文化』を見たり触れたりすると大興奮する。愉しかった若し頃の台湾(食)生活を思い出す。

車の窓から過ぎ去る屋台やスーパー、たくさんあり過ぎて一軒一軒寄ることができない。 そんな私の悩みを解消してくれたのが、こちらのお店『Fiesta Foods』。



旗までかかってるんだもん！ さすがメキシカン！ 店内もリズミカルなメキシカンソングでお出迎い。

地元のお客さんが買物をしています。



1度食べたら、なんだか奥深い「Tomatillos」。 あれからなんか好きになってしまった。 家の近所のスーパーでも買えるのに買っちゃった！



ピニャーダの多さ、 多さ、多さ！ けど、これはもうアメリカ文化の子供のパーティー代表イベントになってるよな。

あっ、 あのお父さんとカートの中の女の子、 絵になるな。済みません、お子さんとあなたの写真を取ってもいいですか?

「、、、、、、」 どうやら英語が判らないようだ。 近くで買物をしていた奥さんにスペイン語で私のことを話している。

あっ、奥さんがやってきた。済みませんが、お子さんの写真を取ってもいいですか? 奥さんに交渉してみたら「オッケイ」の返事。



奥さんも美人で絵になるから写真に入ってもらおう。ありがとうございま~す！ やったね！



Qちゃんさ、頭がほんと禿たよね。 大学生の頃からさ「僕の家族の男は遺伝で皆禿るから」っていってたからこうなることは知ってたけど。 けどさ、Qちゃんの禿は頭の上から禿てきてるんだね。 今度からQちゃんのあだなを羊じゃなくて河童にしてみようか。



だってさ、こうして前方から見るとそんなに禿てるって判んないじゃない。

結婚してQちゃんは体重と髪を失っていったのに、私は体重と脂肪が増えていったわね。



台湾ではふくよかな奥さんとヒョロヒョロの旦那さん。そんな私達夫婦を見ると「あんた、ご飯を食べさせてもらってるのか?」って台湾人の皆さんからQちゃんからかわれていたじゃない?



あれから何年という月日が過ぎたかしらね。ずっと前からQちゃんが言っていたようにQちゃんの故郷ノースウエストに帰ってきたね。



ノースウエストで出逢って、ノースウエストを出て、またノースウエストに一緒に帰ってきたね。


こうやってQちゃんが育ったノースウエストに私がいる。



ダナの家では見たこともなかった食文化、Qちゃんが教えたくれたトルティーア。 だってQちゃんはコーントルティーアが大好きだもんね。



この店の近くに我が家でいつも食べているトルティーヤの製造工場があったね。ここで作られているんだね。



それにしてもこの品数！ トルティーアはメキシカンの主食なんだね、日本でいうと米みたいなんだろうな。