おせちで食育 おせちとは?
今年もおせちの予約が早くも始まりました。老舗料亭からホテル、レストランなどなど3段重箱で2万、5万、などなど恐ろしい金額のおせちが売れているみたい。そもそもおせちとは「御節料理」といって、「節日:せちにち」(節句とも呼び、1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽の5つがあり、それらを総称して「五節句」という)に神様にお供えする料理のことで「供御:くご」といいます。節日には神様にお供え物を捧げ、それをお下げして人々がともに食事をしたという習慣が平安時代の朝廷で行われていました。その名残から現代では正月の料理を御節と呼ぶようになり、またどれも日持ちのするものを詰めますがこれは火の神様を怒らせないため、正月に台所で火を使うことを避けるという平安時代後期からの風習があったとも言われています。けれど正月くらいは台所仕事を休むといった意味合いが強いと思う。(一説には戦後のデパートで正月料理をお重に詰めておせちとして売出したのが始まりとか)奥ゆかしい平安時代からの神事が今では美味しいお正月のおせちとなって受け継がれている・・・何でも手に入る世の中だからこそ、手間隙かけて昔の人々の奥ゆかしさを立ち止まって思う時も必要なんだと思う。単なる行事ではなくて、一年の無事を神様に願い気持ちも新たに家族みんなで頑張ろうねってことが大切。生きてることに、幸せなことに感謝する気持ちを忘れないために。なので大晦日には正月用の御節をせっせこ作って、これからやってくるコタツ三昧(おお怠け物)の正月に備えます。今年は美しいおせち料理を並べたいので、今から気合充分です!!フガフガーッツ