Olive Leaf room

2012/04/20(金)09:25

ゴッホ展 最終日~国立新美術館(六本木)

美術館巡り(108)

オランダにある ヴァン・ゴッホ美術館(VGM)と クレラー・ミュラー美術館(KMM)の所蔵作品ばかりです。 そうなるとあのひまわりの絵も、夜のカフェテラスのような 絵はないのか? ゴッホが独学で絵を勉強した頃の素描の絵が見れました。 それとは他の画家の作品も多かった。 名前あとで付け加えます。 ビックリしたのはあのトランプでにらみを効かしている絵を描いたラトゥールさんの写実的な静物画が一枚あったことです。 あまりの上手さとリアルな表現で  ゴッホの絵と違う世界のものに見えたりした。 それでもゴッホは人気があるんですね。 絵が近くで見れないほど人だかりがあるし、混んでいました。 ゴッホの作品で印象に残ったのは数点。 特にこのジャガイモの絵は なんだか良かったです。ゴッホの人柄が感じられます。 伝道師になろうとしていた彼が ある土地で貧しい農民にしでかしたことで 伝道師になる資格をなくされた話がありますが、よかれとしてやったことが 受け入れられないような不器用な部分がなんだか伝わります。 彼はミレーが印象派の時代に 農民を描き続けたことを受け入れ ミレーの種まきの絵を何度も繰り返して描いていた。   この絵は世界に三枚あるそうですが、一番大きかったと思います。長さたて横一メートルはなかったか・・? なんと、ゴッホのアルルでの部屋を まるごと作って再現していました。 机の色、家具、窓、掛けられた服、絵、全く同じ。 右が階段に続いていて左の扉はバスルーム? それとも? アルルでの住まいが CGで再現されて階段を上るとゴッホの部屋とゴーギャンの部屋があった。 まあ、構造はよくわかりましたけど、 アトリエはこことか 彼らはこうして魚を食べていたとか、 ゴッホは料理が上手だったとかなんてえ事実も成し。 特になーんにも説明はなし。 でもこの絵はもう見飽きてしまった。 狭いこの部屋を 三度も描いたのはなぜなんだか? 彼がまあ、気に入った部屋だったのでしょうね。  どうも 地味な印象。 「ゴーギャンはなんて贅沢なヤツなんだ、気が合わないよ‥」と ここに弱弱しくベッドの隅に走り書きがあった。 なんていう演出 どうですかね。 

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