昨日、無事誰も涙することなく
バレンタインデーを終えられ、ホッとしました。
そこで、バレンタインデーつながりで(?)
次男 仁吉の恋のお話をいたしましょう。
仁吉は、小さいときから兄の太吉にくっついて
どこでもお供する子でしたので、ちょっとおませさんタイプです。
幼稚園に入って、しばらくすると、やたら女の子に評判がいいことが
わかりました。
それは、私が参観日に行くと、知らないお母様方から
「仁吉くんのお母さんですよね。うちの子がいつもうちで仁吉くんの
話をしてくれるんですよ~」
と、話かけられ驚くことが、しばしばあったのです。
そのほとんどが、女の子のお母様。
やつは、幼稚園で何をしているのだ?!
聞けば、彼はやたら女の子に親切で、おままごとにも
上手につき合い、“優しさとこまめさ”で、人気があるとのこと。
ほ~、そんな特技があったのか~。
おかげで、バレンタインデーには、しっかりチョコを大量にゲット。
普段も、ラブレターまがいのお手紙やら、
“わたしと仁吉くん”を描いた絵をよくもらってきていました。
降園後も、女の子のお宅に遊びのお誘いがよくあり、
行ってみると、仁吉狙いの女の子が集結していて、
男の子は仁吉ただ一人、なんてこともありました。
ところが、そんな仁吉の初恋は、意外にも幼稚園の子では
なかったのです。
それは、仁吉が4才の年中組の夏。
近所の書道教室に、当時小学2年の太吉を入れようかと
考えて話をしていたのです。
「太吉、お習字ならってみないか?
あそこには、Sちゃんも通ってるねんて」
Sちゃんとは、太吉の初恋の相手。
でも、太吉は、お習字に全く興味がなく、「いいわ~」で終わり。
すると、横でその話を聞いていた仁吉が、
「ボク、お習字ならいたい!
Sちゃん、かわいいよな~。
Sちゃん、来てるんやったら、お兄ちゃん行かへんかっても
ボク、お習字ならいに行くわ!」
「え~~っ、あんた、Sちゃんのこと好きやったん?!」
「うん!だってかわいいやん~!」
そうなのです。
仁吉は、よりにもよって3才年上の、
しかも兄の初恋の相手に横恋慕していたのでした・・・。
<つづく>
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Last updated
2006.02.16 02:21:46
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