2007/10/03(水)23:12
アグネス・チャンまで
さきほどYahoo!ニュースを読んでいたら
山田邦子さんに続いて
今度はアグネス・チャンまで乳がんの手術をしたという
記事があって、本当に驚きました。
いつも思うのは、芸能人がガンになると大抵
「早期」だとか「初期」だとか
「手術成功」だとか
「退院後、すぐに仕事に復帰」という見出しが
おどっていること。
今回のアグネス・チャンも、手術して退院したら
仕事は少しだけキャンセルして
すぐに戻る・・・みたいなことが書いてあったけど
そういう記事を読むたびに、ものすごい違和感を感じてしまいます。
乳がんに関していえば、早期(非湿潤がん)であれば
治癒率は9割を超えるというのはわかるんですが
Yahoo!の乳がん特集のページとか読みに行っても
「早期なら治る」というのを連発しすぎているように思うのです。
早期で発見することも
治ることも、もちろんいいことです。
でも。
実際に「早期」で見つかる人が
全体の何パーセントいるのかわかりませんが
ごくごくわずかな数字だと思います。
自分で見つけたという場合は
腫瘍がある程度まで大きくなっているのがほとんど。「早期なら治る」があまりにも頭に植え付けられてしまうと
世間の人は(もし罹患しても、切れば治るんだ。
手術しても、1週間くらいで元の生活に戻れるんだ。)って思って
危機感を抱かないような気がします。
そんなに甘い病気じゃないんですけど
健康な人に危機感を持って、とか
わかってほしい、というのは無理な話かもしれませんが
影響を与えやすい立場にいる人たちに
うかつに(というか軽率に)発言してほしくないな~というのが
正直なところ。せめてもうちょっと勉強してほしいなぁ。
ここ最近、読売新聞の朝刊に載っている
医療ルネサンスの記事(山田邦子さんの体験談)を読んで
ますますなんとも言えない違和感を感じまくっている私です。
乳がんになったけど、普通と変わらない生活をしているのよ、
もう元気になったのよって、アピールしたい気持ちも
わからなくはないんですけどね