|
カテゴリ:日常生活
姪が、スイミングスクールに通っていて。
そのスイミングスクールは、20年前、 わたしも通っていたスクールで、 プールもまったく変わっていません。 というのは、完全に関係のない話です。 で、今日は、そのスイミングスクールの、 大会とやらでした。 その大会、ひとつのスクールだけじゃなく、 系列の、セントラルスイムクラブの、 神奈川県と東京南部の総合大会みたいなので、 15か20かのスクールでおこなわれる地区大会みたいなので。 出場選手、全544名という、 なかなか大きな大会だったわけです。 スゴイじゃない。 その選手に選ばれちゃうなんて。 小学校2年生なので、まぁ一番小さい子たちのクラスだけども。 だがしかし、ですよ。 その大会がおこなわれたのは、 なんと普通の、 極めて一般的な、 スイミングスクールなんですよね。 何十ものスクールから544人もの選手が集まるだけでも、 そりゃもう、溢れるでしょう。そりゃ。 さらに、子どもたちの大会ですから、 そこには子ども×2くらいの親が、訪れるでしょう。 息子や娘の晴れ舞台ですからね。 つまり、544+544×2=1632人ですよ。 ミニマムで。 ついでといっちゃー申し訳ないですが、 その親には、泳がない子どももいますわね。 弟や妹もいるでしょうし、 ジュニア世代を卒業した兄ちゃん姉ちゃんも。 明らかに去年までそこで泳いでたでしょう?という、 ストップウォッチ片手に妹の泳ぎを見守るお姉ちゃんとか、 いるわけです。 こちらは言わずもがなついでなわけですが、 叔母とかもいますわね。わたしとか。 なんで叔母が水泳大会みにいくの、みたいなね。 んで、もちろん、コーチがいるでしょう。 スクールですから。 コーチたち、声はりあげて声からしてますからね。 すると、そこには、 ざっくり2000人くらいの人がいることになります。 ひとつの、普通の、ごく一般的な、 スイミングスクールに、ですよ。 その状況を、どう表せばいいか、 これ、まったく迷いませんね。 もう、わかりやすいです。 空気薄い。 さて、その、 高山か?と惑う空間に突入したママ(姉)と叔母(私)。 娘の出番が直前に迫っていた姉は、 人をかきわけかきわけ、必死に前に進みます。 まるで、うっかり満員電車で真ん中辺りに押しやられたけど、 その駅で降りなきゃいけなくて、 すみませーーんーおりまーーすーーー と言うかのように、 申し訳なさそうに、でも力強く、 ガラスに貼り付ける位置まで、進んでおりました。 母は強いのです。当然のことながら。 一方、それほど強くない叔母。 強くないというか、ただブーツを脱ぐのに手間取ったというか。 叔母は、普通に階段をのぼり、 姉のいるであろう親の塊へ向かっていきました。 姉の姿、まったく見えず。 でも声が、声援というよりは奇声が、 姉のものだとわかった、その辺りの後ろの方に、 そろりそろりと近づいていきました。 まぁ、まだ泳がないな、と。 姪が泳ぐぞ~という時に、身を乗り出そうと思っていました。 すると、 まったく知らない誰ちゃんかのママが、 わたしの顔を見た瞬間、言ったのです。 あっ!妹さんね!? はい、確かに妹ですが。 誰の妹かとか、そういうのはどうでもいいですか? と思いながら、返事してみました。 あ、はい。たぶん。 ここで大事なことがあって、 私と姉は、まったく似ていないのです。 声だけは似ているのですが、顔は、本当に似ていない。 似ているパーツもない。 だから、妹さんかと問われれば妹さんなわけですが、 かといって、姉のことをよく知る方が私をみて、 一発でその姉の妹だとわける風貌は、していないわけです。 なのに、妹さんね?と、 完全断定型で訊かれたわけです。 妹は考えました。 選択肢は2つ。 その1。 姉がその誰ちゃんかのママに私の写真を見せたことがあった。 これ、かなり可能性低め。 だっていい年して、妹の写真もって歩かないでしょう。 子どもの頃だって持ってなかったと思うし。 仲はいいけども、確かに。 その2。 姪と似ているから。 もう、これしかないでしょう。 姉と私は似ていないけど、姪は驚くほど私にそっくりで、 私の子どもの頃の写真なんかみると、もう、 姪の写真なんじゃないかと思う感じで。セピアじゃなければ。 ゆえに、選択肢を2つ考えはしたけど、 答えが出るまでに、実際は2秒くらいしか要しなかったわけです。 姪のことをよく知るママさんが、 姉から妹が来ると聞いていたから、 姪とそっくりな私を見て、 妹さんね、と気付いてくださった。 もう、完全回答でしょう。これは。 そう納得して、無事に1つ目の競技を観戦しました。 姪を、精一杯応援しました。 そして、2つ目の競技までに時間があったので、 途中で一度外に出まして、 姉と、歩いていたわけです。 そこで、なんの気なしに訊いてみました。 そういえばミナミちゃんのママが、 私の顔みた瞬間、妹ってわかったんだよね。 そんなにナナと似てるかなぁ。 すると、姉が言いました。 あ、違う。 キムタク。 はぁ? 朝ね、ミナミちゃんのママとメールしてて、 妹と一緒に行くっていっといたの。 で、あんた私とは似てないじゃん。だから、 キムタクが来るって言っておいた。 一発でわかったみたいよ。 あ・・・そうなの。 そう・・・ それは・・・よかった・・・ のだろうか? 妹を説明するのにキムタクって、 アリなのか? 確かに、似てるんだけども。我ながら。 だからって・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常生活] カテゴリの最新記事
|