2009/12/22(火)14:13
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アクオス LC-32DX2-Wとは
アクオス(AQUOS)とはシャープの液晶テレビを中心とした映像関連機器のブランドである。それまで発売されていた液晶テレビ「ウインドウ」の後継機種として2000年に登場した。また2001年には43インチ/50インチのプラズマテレビを発売したがのちに液晶画面の大型化が進み、同社からプラズマタイプの新製品が出る事は無かった。
シャープのWEBサイトによるとAQUOSとは英語の"Aqua(水)"と"Quality(品質)"から発想、合成したネーミングであり、液晶(Liquid Crystal)のもつイメージを表現するとしている。
デザインは、国際的に知られるプロダクトデザイナーの喜多俊之によるもの。
この製品の大ヒットにより、AQUOSというブランド名は同社製のDVDレコーダー(HDDやBlu-ray Discにハイビジョン録画が可能なモデルのみ)やシアターラックシステム、およびサイクロイド機構を採用したワンセグ対応携帯電話(「AQUOSケータイ」)にも使われている。2008年現在スライド式機構ワンセグ対応携帯電話にも使われ始めている。
2008年度の液晶テレビの年間シェアは国内が42%前後の1位であった。
特徴など
大画面機種を中心に三重県亀山市の亀山工場で、液晶ディスプレイの生産からテレビの組み立てまでを完全に国内で行なっている(一部中小型機種は国内別工場で生産)。そのため、品質の向上や大幅な効率化を実現している。亀山工場で製造された製品には電器店での店頭で「亀山産」や「亀山モデル」といった産地表示が貼付され、工場名に一種のブランドイメージを持たせることに成功した。このような表示のきっかけは「工場の指名買い」があったためだという。
液晶パネルはシャープが開発したASV液晶を採用しているが、映像エンジンは一部他社から供給を受けている。また画面サイズの展開が業界で最も多く、2009年11月現在では65/60/52/46/42/40/37/32/26/20/16/15/13V型の計13種類をラインナップしている。65/60/57/52/46/42/40/37Vの現行製品はすべてフルHD、32Vに一部フルHDモデルが存在する。
吉永小百合[2]によるTVCMを展開し、主な購買者層であるミドルエイジ層(F2層・M2層)への訴求を行う。
また、2006年には地デジ非対応モデルの生産を終了。ただし、地デジ非対応のブラウン管テレビの生産は2008年頭まで続けていた。
2003年以前に発売された、BS・110度CSデジタルチューナーは搭載しているが地上デジタルチューナーは搭載していない機種には専用のチューナーユニット(AN-DU1)が用意されている。これは他にはない特徴である。これとは別に単体のデジタルチューナーとしてTU-HD200があり、リモコンはAQUOSと共通のデザインとなっている。
国内では「液晶はシャープ」のイメージが強くAQUOSが圧倒的に強い地位を築き上げたが海外販売ではブランド知名度が高いソニーや韓国サムスン電子などに遅れを取っているのが現状で、今後は海外販売のてこ入れが課題である。現に2007年の液晶テレビ世界シェアはサムスン電子が18.9%で1位、ソニーが13.9%で2位、シャープは9.5%で3位だった。
シャープは2007年度の液晶テレビ世界販売で900万台を計画していたが、海外の伸び悩みで825万台に終わり、計画は達成できなかった。2008年度は前年比1.2倍の1000万台を計画しているが、ソニーは前年比1.6倍となる1700万台の販売を計画している。さらに、僅差でシャープを追う4位のLG電子、5位のフィリップスも2008年度は1000万台以上の販売を計画しており、販売競争がさらに熾烈になる見込みである。米ディスプレイサーチによると2008年1-3月の液晶テレビ世界販売でシャープはLG電子に抜かれ4位に転落した。
また、業務用液晶ディスプレイも「世界の亀山モデル」として出してはいる[1]が、この分野ではパナソニックの業務用プラズマディスプレイに圧倒されている。
なお「液晶はシャープ」のイメージが強い一方で、2001年にはプラズマテレビも販売していた(「PZ-50BD3」と「PZ-43BD3」の2機種で、いずれもAQUOSブランドは使用せず)。この頃は「大画面も液晶」を貫いている現在とは異なり、パナソニック等と同じく「30インチ台までは液晶、40インチ台以上はプラズマ」という方針を採っていた[要出典]。
またDVDレコーダーにおいてもAQUOSファミリンク搭載後は好調であり、2007年度の年間シェアで初めて1位となった。
参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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