うるさいくらいの親思い
大将は母親に対しても遠慮なく悪態をつく。ばんばん、言いたい事を言う。 よくまぁ、この親子は今までやってきたものだ、と思うのだけど腹にためずに思いっきり言いたい事を言い合うというのがこの親子のスタイルなんだろうな。 そのくせ、そこまでしなくてもいいんじゃない、と私が思うほどの親思い。そんなに心配なら、もっと優しく口きけばいいのにと思うのにな(苦笑) ぽにょさんが目がごろごろすると電話してきたら薬局に洗眼薬と目に異物が入ったときようの目薬を買いに行く大将。薬を渡したら使い方まで事細かに指示。そこでティッシュを使えとか、タオル敷いとけとか、ぽにょさんが嫌がるくらい。 薬はどれくらいの量を使えとか、保管はどうしろとか、どうしてあそこまで世話を焼くんだろう。 心配なくせに、今朝は自分では電話しないで私に様子を聞けという。目の具合が良くならなければ医者に行くようにと伝えろと。母親思いなんだろうな、口は悪いけどね(苦笑) ぽにょさんの家につけるんだ、といって暖簾も2本買ってった。ドアを開けたとき、家の奥が丸見えだとみっともないだろ、と。どうでもいいんだよ、だれも覗かないよ、というぽにょさんに対し、見栄えが悪いんだよ、と大将。 そういえば、私まだぽにょさん宅の台所には入れてもらってないぞ。だって、大将が隠すから。みっともないから見せられないんだってさ。私に見栄張ってどうするんだろうと思うんだけどさ、やりたいようにさせとかないと、あとがうるさいからね(笑)