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カテゴリ:立原道造の森
きのうの東京は上天気。
朝からあまり風もなく、わりにポカポカ小春日和の日曜日。 来週から、いや今週からまた夫の夜ゼミも始まることだし、 きょうはひとつ、行ってこよう! どこに? なな猫、ついにというか、やっとというか、 とうとうヒアシンスハウスに行ってきました。 ヒアシンスハウスというのは、 詩人、また建築家の立原道造が、 週末住宅として設計しながら形を見なかった小さな建物で、 ごく最近、道造の意志を継いで、 浦和の別所沼に竣工したばかり。 なな猫、行きたい行きたいとは思いながら、 やはり今までは人ごとだったのですね、どうしても。 行く機を逸してました。 でも今年から始まった、なな猫・立原道造の森の旅に出るにあたり、 やはり、とにかく一度行かなきゃなるまい、 いや、行きたい! そんな思いで、渋る夫をおだてせき立て、 行ってきたのであります。 さいたまの浦和にある別所沼。 初めて行ったけど、本当に美しい沼、そして公園でした。 こおんな木立が冬空にすっくと立ってて、 強いくらいの光が沼の水にきらきらして、ほんと、美しかった。 犬のお散歩やジョギングしている人もたくさんいました。 だけど、ものすごく寒かった! 風がはんぱじゃなかったです。 浦和って、東京より寒い感じ。 道造も、浦和にそのヒアシンスハウスを計画しながら、 彼の体にはよくないのでは、ということから実現をみなかったらしいですが、 うちの夫いわく、「労咳(古いんだよ、江戸時代じゃあるまいし、結核と言ってよ)の人には、ここは厳しいだろう」。 ということで、沼のまわりをぐるぐるしてたら、ありました! ヒアシンスハウス、あれだあれだ、 と近づいてみると、玄関ドアの段々の上にいました。 可愛い子が・・。 とてもひとなつこくて、抱っこもさせてくれた。 そういえば、公園の脇に「犬・猫・鳩に餌やらないで」とあったっけ。 猫たちもけっこういるんだ。 しかも、ヒアシンスハウスでひなたぼっこしてるなんて、いい子だ。 なにもお土産もってなくてごめんね、でした。 それはよかったんですけど、 ??? 休み? だって土日祝日と水曜は開いてるって・・ あー、もお! 3時までじゃん! というわけで、 なな猫たち、ここにたどり着く前に、まず渋滞で手間取り、 浦和についてから道に迷って手間取りで、 十分間に合うと思って出かけたのにもかかわらず、 閉館時間をちょっと過ぎて着いてしまったのであります。 だから、ここに出すヒアシンスハウスの写真、 ほんとはちょっとおかしい。 つまり、窓があいてないの。 窓が閉まってると、イメージもちょっとね・・・ というわけで、ほんとはトップに出したかったこの写真、 ここにこっそりと公開です。 あーあ、 どうせなな猫のやることって、いつもこうなんですよ。 いや、まったくなな猫らしい間抜け方ではあります。 ま、いいや。また来よう。 小窓の脇から中を盗み見て、 外のプレート撮って、遠景を撮って、 まあとにかく場所はわかったと。 ヒアシンスハウスに行けた。 行けたことだけで満足とするなな猫でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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