東京なな猫通信

2005/03/28(月)12:39

抒情音楽家・エクスキーズ、大宮で立原道造を歌う

なな猫の雑多な生活話(29)

こんな日記なんて書いてる場合じゃないのに 某出版社のほうの仕事も いつものイベント情報の仕事も 山ほどきてるっていうのに、 だから、それだから遊んでしまうなな猫です。 きょうは午後から、 久しぶりのピアノのレッスンで 表参道まで行かなきゃいけないので 帰りにヤマハで「亡き王女のパヴァーヌ」の 楽譜も買ってこよう。 なぜ仕事が妙にたまってるか。 それは、先週からずっと 立原道造を偲ぶ「風信子忌」のお手伝い、 そして土曜日はめくるめく風信子忌タイムを体感し きのう、日曜は大宮まで ネットでお友だちになった若い音楽家のライブに 八甲田オヤジを連れて参上。 その間、仕事もしてはいたけど やっぱりたまっちゃいました。 そもそも、エクスキーズさんと知り合ったのも 立原道造がご縁であります。 お互いの書き込みから道造ずきで意気投合、 なな猫もエクスキーズさんの歌と曲を 彼女のHP【このなな猫通信にリンクしてある 「夜に寄せる音楽」です】で聴くに及び、 いっぺんにエクスキーズ・ファンになってしまった。 まだメジャーの舞台は踏んでないにしろ 彼女の歌と曲はほんもの それに揺るぎない確信を持ってるなな猫です。 初めてこの耳で生で聴いたエクスキーズの歌声は ひとことで言うならすばらしかった! 細かく言うなら、歌が、道造の詩を奏でてました。 よく立原道造の詩は曲をつけられ、 合唱曲なんかで歌われることが多いですが、 彼女の曲は、そういう合唱曲っぽくもなく 純クラシック的じゃないんだけど でも、完全にポップスってわけでもない。 ふしぎな曲調。 まさに「抒情音楽」であります。 声にもとても透明感があってうつくしいのに 決してかぼそくはなく しっかり本格的な訓練を受けた人が ちょっと力を抜いた感じの余裕も感じられて かといって押しつけがましさも出ていない。 ほんとに、なな猫の好きな声ですね。 なな猫、声がきれいじゃないと あまりその歌や歌手を好きにならない方なので まさにお好みぴたりです。 しかも、道造の詩「逝く昼の歌」につけた曲で 道造の詩情をこわすことなく でも、また別の表現として情感をうたっているのが なんともうれしい。そう、うれしかった。 皆様、どうぞ右欄リンクの「夜に寄せる音楽」を ちょっとクリック! 聴いてみてください。 きのうは、またその方もネットで知り合った なな猫の息子のような若い若いじょにーさんとも 初顔合わせできて、とてもうれしかった。 彼も、この春大学を卒業、ちゃんとじみに会社勤めを 始めつつ、音楽活動にがんばる爽やか青年。 それがこのじょにーさん、 道造に風貌が似てるんだよね。不思議なことに。 あのジャズライブのノリのある会場で ひとり場違いに浮いていたうちの八甲田オヤジ、 払った会費分飲んで、もとをとることだけに 神経を集中したようすで ビール・日本酒・ウイスキーをかわるがわる注文し続け 帰りは飲み過ぎでちょっとぐでんぐでん。トホホ。 でも、耳は一応聴いていたらしくて エクスキーズさんの歌に感心してました。 忙しく、実り多く、楽しかった1週間も あっという間に過ぎて、きょうは月曜。 はー。 仕事仕事。

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