あしたの風

2018/11/15(木)15:58

【チュニジア】チュニジアンブルーと真っ白な壁のシディ・ブサイド ~世界遺産のカルタゴ遺跡

チュニジア・モロッコ(19)

首都チュニスにほど近い丘の上にたたずむ街、シディブサイド チュニジアンブルーと真っ白な壁が映える美しい街並みは チュニジアで一番美しい街と言われるほど 鉄鋲(モスマール)で飾られた青い扉も ココで見るのが一番きれいに感じるかも 模様は家によって違い、魔よけの意味もあります シディ・ブサイドの歴史は紀元前8世紀ごろ カルタゴ文明の始まりまで遡ります シディ・ブサイドから程近いカルタゴにて フェニキア人が新しい文明を起こし発展していきました ローマ人がカルタゴに入植した後は シディ・ブサイドにもローマの街が築かれました その後アラブ勢力がチュニジアの地に侵攻 当初シディ・ブサイドは北東部海岸の防衛の地に適しており 監視塔と灯台が造られたと言われています ところで、シディ・ブサイドの名前の由来ですが… 伝説によると1270年フランス国王(聖ルイ9世王)が 十字軍を率いてのチュニス攻撃中に没したのですが 実は生きていてイスラム教徒に改宗、ブサイドと名前を変え ベルベル人の娘と結婚し余生をこの地で暮らし やがて聖人(シディ)となったことが由来という説 ちょっと信じられない(だから伝説?) 実際は違うようで1231年に没したスーフィー教の導師 聖者アブ・サイドが引退、シディ・ブサイドに移り住み ここで埋葬されたのですが、彼の別名がブサイドであったため そのまま彼の名前がこの土地に残ったと言われています どちらにしても、なぜ青と白の街になったのかは不明… 青と白の街はギリシャのサントリーニ島のイア等にもありますが ここは少しアラブテイストが入り複雑なニュアンス 20世紀以降、景観保護の政令により 無秩序な建物の建設が禁止され 青と白に統一されることとなったらしいのですが こういった規制はシディ・ブサイドが世界で初だそう 大人買いしたいくらい美しい色のお皿達  欲しいけどガマンガマン だらだらと上り坂のハビブ・タムール通り 一番高いところにあるのカフェ・デ・ナット チュニジアの昔ながらのカフェで賑わっていました カフェの右側の道をもう少し進みます ブーゲンビリアのピンクやグリーンが 南国の街に色を添えます 街は決して大きくはないのでそろそろ端っこ 丘の上から地中海が見下ろせます 海を見ながらゆっくりできそうな カフェ・シディ・シャバーンへ あら~混んでるかもと思ったのは勘違い ただただ入り口で観光客が普通に写真撮影中(; ・`д・´) アルコールメニュは無しですヾ(。>﹏

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