あしたの風

2023/12/22(金)15:00

【鹿児島】桜島を築山&錦江湾を池に見立てた島津家の別邸、仙巌園

鹿児島(18)

市内の観光スポットを約80分で回る 観光バスのカゴシマシティビュー 鹿児島中央駅を出て一番遠いところにある仙巌園 けっこう長旅よん 1658年、島津家19代光久によって築かれた仙巌園 桜島を築山に、錦江湾を池に見立てたという 15000坪もの敷地がある壮大なスケールの別荘です 伺ったときには菊人形展?が開催中 菊人形ってどこか不気味じゃない?怖いというか… そんなことを思っているのはワタクシだけかしら? こちらが正門のようです(現在は展示のみ) 明治になって開通した道路に合わせて 29代当主島津忠義が建てさせた正門なので 実際に使われていたときにはなかったようです 裏山の楠を利用して作られた門の上には 島津の丸十紋と桐紋も彫られていました 菊展が開催されていた(終了はしていたみたい) せいなのか、菊の花が多いことったら 屋根が瓦ではなく鹿児島の特産である錫で 葺かれている江戸時代の正門、錫門 高い身分の象徴であるこの朱塗りの門を通れるのは 藩主と世継ぎだけだったのだそう 他の大名庭園と違って大きな池や築山がない仙巌園 桜島が最も美しく見えるといわれるこの景観を生かし 錦江湾と桜島で代用する大胆さ それにしてもどこからみても美しい桜島 錦江湾と仙巌園の間に鉄道が通っているので 架線が入っちゃうのが現代ならではの難点 小さな池にある石組と石橋は 英公使パークスが1866年に訪問した際に ヨーロッパに紹介されたらしいです 上の方に見えるのは「千尋巌」の文字 約3900人もの人が3ヶ月間かけて刻んだ 11mもある巨岩に刻まれている3文字 このような文字を刻むのは中国文化なのだとか 琉球を通じて中国貿易を行っていた 島津家らしい飾りです お天気も良く春のような陽気 …紅葉きれい 2015年に世界文化遺産に登録された 「明治日本の産業革命遺産」 その構成資産である「旧集成館」は 島津家歴代の別邸「仙巌園」の敷地にあります 仙巌園自体は世界遺産じゃないんだ… では御殿の中に入りましょ 29代忠義の代には一時本邸として利用され 国内外の要人を招く「迎賓館」としての 役割を担っていた御殿 幕末には篤姫や幕臣の勝海舟 維新後もロシア皇帝ニコライ2世 英国国王エドワード8世が皇太子時代に 訪れているというのですからすごいです 釘を隠すための釘隠 邸内に11種類ありって聞いて… 薩摩焼で「桜島大根」がデザインされたものや 幸福の使者と考えられたコウモリなど…制覇😆 16世紀末に朝鮮から渡来した陶工によって 作られ始めた薩摩焼 豪華絢爛な「近代薩摩焼」は、斉彬の代に誕生 床の間のお花がストレリチアって 南国だわ 池をのぞむ中庭には石蕗 池の中には八角形のくぼみがあるのは 中国文化の風水の影響なんですね もちろんお屋敷の中からも桜島 もうここまで来れば立派な桜島ファン 来客への応接に使用された謁見の間 二間続きになっていて廊下も畳敷き よく歩きました! からのビール …からも桜島 仙巌園の中には反射炉の土台もありました 実際には造られなかったらしいですが 本当に島津家は時代に先んじていたんですね Instagram はこちら(^^♪ ☆★ブログランキングに参加しています★☆ 一日一回ポチッと応援クリックよろしくお願いしますにほんブログ村 こちらもよろしくね メッセージは こちらからお願いします

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