2006/12/07(木)17:40
怒りの連鎖/調和
つぎつぎと浮かんでくる。今日は整理するために書き散らしてみようと思います。読み飛ばしてくれていいです。
キーワードは「調和」「怒りの連鎖を止める」
「調和」については、最近読んだ本で特に心にとまったものがある。
小説「空色勾玉」
光と闇のこと。調和の事。
光の神と闇の神の戦いが続く中、水の乙女と風の若子の出会いと目覚め、によって調和させ融合させていくファンタジー。すごく面白かったのでオススメです。光だけでもだめ、闇だけでもだめ。
もともと光(父神)と闇(母神)は愛し合ってしたのです。。。
「怒りの連鎖を止める」については、ちょっと前に観たものになるが、
映画「CASSHERN」キャシャーンを思い出した。
怒りの連鎖を止める。平和への道。そんなことがテーマだった。
これを観た時も、樋口可南子の役どころ「みどり」が言うセリフと同じような事を考えていたりしてかなりシンクロしたことを覚えている。
(この映画結構ひどい戦争のシーンなんかも出てくるので、そういうのが苦手な私は少しきつかったが、それよりもメッセージのシンクロが強かったので最後まで引きつけられて観た。宮迫が出てくるたんびに、シリアスな場面でもどうしてもゲラゲラ大笑いしてしまい、和んだ。笑)
主題歌は宇多田ヒカルの
「誰かの願いが叶うころ」というもの。
DVDの映像「誰かの願いが叶うころ」
映画には賛否両論あろうとは思いますが、とにかく考えさせられましたね。
もうひとつ。ノンフィクション「IT(それ)と呼ばれた子-幼年期」
これは虐待された人が書いた本。
読むのが辛かった。その後の続編も出ているけれど、わたしが読んだのははじめの幼年期篇。
ひどい母親からの虐待。あまりにも壮絶、悲惨。でもあとがきで現在この方がそれを乗り越え自分の子を愛し育てていることを知り、嬉しかった。。。
調和。平和。怒りの連鎖を止める。
怒りは怒りを産む。
デパートの店員にぷちっときたり、幼い自分の子供のそそうにぷちっときたりしてるわたしがとても言えることではないのかもしれないですが(^^;)
これは昨日も子供と読んだ絵本
『地球のこどもたちへ』 シム・シメール
この中の一節にもあるように
『ひとりの人間にとっては小さなことでも
わたしには、おおぜいの大きな力となって、感じられるのです。
だからだいじなのは、ひとりひとりが、
わたしや自分の兄弟姉妹である生きものたちを、傷つけないよう、注意すること。
わたしはたったひとつきり。
でも人間は何十億人もいるのだということを、どうか、わすれないで。
あなたが小さな手助けをひとつしてくれるだけで、
ずいぶんとちがうのです。とても、大きく違ってくるのです。』
心にとめて少しでもひとりひとりが考える事も大事です。やっぱり。
はい。子供にも、地球にも、自分の親にも、誰かにも、
自分のできるありったけで、それ以上でもそれ以下でもなく(これは語弊があるかもしれない。でも調和には必要なスタンスだと思うので)、受け入れ愛し、優しくなれたらいいな、と思うのです。
怒りをすこしづつでも鎮めていければいいな、と。あなたを傷つけた人、どうやってゆるしていけるでしょうか。。。
今朝買った缶コーヒー、ボス・ブラックのおまけに携帯画面に貼るシートがついていて、そこには働く男達への名文(笑)がすかしで入っていたんですが
『日の光をかりて照る
大いなる月たらんよりは
自ら光を放つ
小さき灯火たれ 』 森鴎外
@@!そーのとーり!鴎外さんよ、わたしより先に言っていたのね!(スンマセン。笑)いいこと言った!
光に焦がれても、それをそれ以上にすごいことにしちゃって崇めることなんてないし、闇はただそこにあるのにこれまた自分ですんごいことにしちゃって、それ以上に怖がることはない。
バランスがくずれた時、確かにすごいことになってるのかもしれない。
その辺のスピ系なシステムや話がわからないので、わたしには詳しいことがいえないけど、たぶん、バランス。調和。人間もいる。生き物もいる。なんだかわからないものもいる。
世界はステキだ。