072315 ランダム
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七夜式のやりたい放題なブログ

第二十一話 未だ負けを知らぬ者

―――ダルフィム


「ヨハン・トリニティ、只今到着致しました」


「ミハエル・トリニティ、到着したぜ」


「ネーナ・トリニティ、到着よ」


「ご苦労だった。これから君達に、素晴らしいプレゼントを渡そうと思ってね」


レオンはトリニティ兄弟に言った。


「これが君達に贈るプレゼント、ガンダムスローネだ」


              第二十一話 未だ負けを知らぬ者


―――強襲用コンテナ内


「こちらミリアルド。目標ポイントへの航路を維持。このまま降下予定ポイントへ向かう」


アルセイユに通信をして、ミリアルドは息をついた。


「あの・・・ミリアルドさん」


なのはがミリアルドに声をかけてきた。少し引き気味だ。


「待った。俺の事は『ミリアルド』でいい。歳も近いし。あと、タメ口でいいからな」


「うん。有難う、ミリアルド君!」


少しミリアルドの顔が赤くなったのは言うまでもない。


「そういえば、3人は古くからの親友らしいな。テレビなんかでよく見るし」


「うん。9歳の頃かな」


「んで、今が15だろ?・・・長いな」


ミリアルドが溜息をついた。


「ミリアルド君はそういう親友おらんの?」


はやてがミリアルドに尋ねた。


「そこまで親友だって言える友達は居ないな。捻くれ者だからな」


ミリアルドがおどけた時、センサーに反応を示す警報が鳴った。


「高速で接近する機影を探知!!」


フェイトが焦った声で知らせた。


「どうするん?」


「3人はここにいてくれ。俺が迎撃する」


「「「了解!」」」


ミリアルドはコンテナの外へ出た。


「GNドライヴリボーズ解除。エクシア、起動」


GNドライヴが輝き、体に力が漲る様な感覚が体を支配した。


「ファンネル!」


ミリアルドは背中から遠隔攻撃機『ファンネル』を射出した。


「囲め!!」


一気にファンネルが謎の機影を取り囲んだ。


「ふふふ・・・やりおるな、小僧」


老人の声がした。


そこに居たのは


「ガン、ダム・・・?」


「如何にも。この儂、東方不敗マスターアジアが操る、マスターガンダムよ」


「お前は何の為に此処に来た」


ミリアルドは低い声で尋ねた。


「ふむ。丁度この星が、ミッドチルダに落ちようとしていたのでな。調査しに来たと言うわけじゃ」


「何か知ってるのか?」


「ふむ。教えてやってもよいが、仲間になる事を薦めよう。身の為だぞ」


「・・・了解した。フェイト!コンテナの操縦は出来るか?」


ミリアルドはフェイトに尋ねた。


『一応出来るよ。取り敢えずこの位なら』


「解った。これより俺たちは、惑星調査のため、この星へ降下する!」


『待ってミリアルド君!12時の方向から、軍の大群が!!』


レーダーを見ていたはやてが、いち早く異変に気づいた。


「ふむ。敵の数は総勢2000といった所かの。如何する?」


「俺はミリアルド・ストリンドヴァリ。S.M.Sの、ガンダムマイスターだ!!」


ミリアルドは敵陣へと跳んだ。


「行け!!ファンネル!!」


ファンネルを使い、敵を倒していく。初めての武装とは思えない手際の良さだ。


「やりおるわ、小僧が!!」


東方不敗は、その場で構えた。


「超級!!覇王!!電影弾!!」



東方不敗の身体が回転し、敵陣の真ん中へ突撃した。


「爆発!!」


その場で大量の魔導師が爆発に巻き込まれた。


「まだだ!GNソード!!」


右手にあるビームライフルと合体した剣、GNソードを展開し、周りの敵を薙ぎ払う。


「ふむ。骨がある様だな、ミリアルド」


また東方不敗が構えた。


「ダークネス!!フィンガーーー!!!」


東方不敗の手が黒く輝き、周りの敵を薙ぎ払った。


『敵反応、撤退していくで』


はやての通信が入った。


『凄いね!!二人だけであの数を倒しちゃうなんて!!』


『凄いね。流石人生の先輩』


なのはとフェイトも賞賛の言葉を口にした。


「これより俺たちは、この謎の惑星への降下を開始する。フェイト、そのままコンテナを降下させてくれ」


ミリアルドは照れ隠しにそう叫んだ。


「了解!」


           To Be Continued...


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