2016/08/30(火)04:44
えろほんぷれい(幼馴染BL) -いいえ、それは恋ではありません-
えろほんの続きA
先日「男の裸が好き」とのカミングアウトを受けた幼馴染から、衝撃の発言。
「お前と話合わせたくて苦手なエロ本も頑張って読んでた。お前の為に」
ぶっちゃけ興奮したよね。ごめんね。嫌な思いさせて。あと今興奮しててごめんね。頑張り屋で一途でアホなお前が割と好きだわ、ごめんね。
「でも、お前の目の前にはいっつもエロ本があって、どれだけ頑張っても俺はAV男優には勝てないんだな、って思ったら、なんかもう止まらなくて。……ごめん」
俺 の 事 大 好 き か !!!
まあ、幼馴染にして唯一無二の大親友だもんね、おまけに同性が好きだってことを打ち明けられた唯一の相手、あーんどそういう関係のエロ本バイヤー。コミュ障気味な幼馴染はそりゃ必死になるよねえ。
「なあ、聞いてくれ。俺本当にお前のこと、好きなんだ」
えー、あはは、照れるね。
「え、やだ、照れる」
「冗談とかじゃなくて」
「ありがとー。ふつつかものですがよろしくおねがいしまーす」
「……」
一発やったあとにこの話。ピロートークにしては色気がない。ジト目をにんまり笑顔で返すと、赤い顔のまま俯かれた。ありゃ、機嫌そこねちゃったかな。
頭をわしゃわしゃと弟にするように撫でると、「やめろ…」と言いながらも手を払いのけない。……可愛いなあ。
ありがとな、こんなどうしようもない俺を認めてくれて。
お礼とお詫びといってはなんだけど、お前にいつかほんとの白馬の王子様が現れるまで
傍に居るよ。