2017/12/23(土)21:55
ギャツビー読了/キャラメイク+好きシーンメモ(がっつりネタバレ)
最初の内は世界観についていけなかったけど、段々ギャツビーの抱く夢が非リアの抱く夢と重なってきて泣けてきた。
深読みすればするほど面白い話だと思う。
●あらすじ:
「時間と来歴は金で買えまぁす!!!」
・ギャツビーという夢と恋を追いかけて血と泥と汗の中成り上がった男が理想を抱いて溺れ死ぬ話
・あるいは、ニックという中立地帯好きな証券屋がギャツビー過去話と現在の悲惨な状況に同情と困惑を禁じえず本にする話
・あるいは、デイジーという黄金色の世界に住む魔性で可哀想な御姫様が過去の男と盛り上がるけど結局紆余曲折を経て途中何かにぶつかりながらも全てを逢引の場所に置き去りにして夫とよりを戻す話
・あるいは、トムという浮気性の高飛車男が女に目移りしまくり妻を放置した結果浮気され痛い目を見てやっと動き出し結局色々なことを見て見ぬふりをしながら妻とよりを戻す話
・あるいは、ウィルソンという気弱な男が車を売ってたら妻に浮気されるわ問い詰めたら妻が道路に飛び出して轢き殺されるわその犯人らしき男を殺して自分も死んだら新聞に狂人として書き立てられるわと散々な話
・あるいは、マートルという汚い小さな自動車店から抜け出したかった女が連れ出してくれそうな浮気相手の車(?)を止めようとして轢き殺される話
・あるいは、それら全てを斜に構えてみて、斜に構えながら出て行ったジョーダンという皮肉屋の話
※なお小説は半分作者の実体験
※なお作者のポジションはトム
●訳者による違い:
・訳者によって微妙な蘊蓄とかちっちゃな解説とか口調が違ってて面白い
・村上春樹訳の訳者あとがきでは現代風にしようとつとめたらしい
・他の訳者さんも狙ってその当時に現代風、流行していた口調を敢えて当て嵌めていた可能性
・今よく耳にする話し方もいずれ過去のものになるのかもしれない
●以下登場人物と好きシーン
●我らが中立見届け人ニック
クエスト:隣人のやや挙動不審な男 と 親戚のモテモテ人妻 の お茶会 を セッティング せよ!
ギャツ「あの娘とのお茶会用意してくれたお礼にこれ(儲け話)を…」玉手箱スッ
ニック「いや、いいです」
~しばらく後~
トム「そこの男のことを少し調べさせてもらったが…お前…うまい儲け話で釣って他人を泥沼にはまり込ませて儲けているようじゃあないか」
ニック(わぁ~ですよね~)
トム「ニックもどうせ誘われたろ?…その反応はそうだな?」
ニック(わぁ~ばれた~)
ギャツ「…」ヒクヒク
ニック(うっわ人殺しの目)
デイ「……」ヒクヒク
ニック(デイジードン引きだし)
ギャツ「ちっ、違うんです!違うんですデイジー!!」
ニック(痛い痛い痛い)
トム「ざまあ」
デイ「と、トム…」
トム「ざまあ」
ニック&ジョーダン(……この修羅場どうしよ…)
●我らが華麗なる怪しさ満点男ギャツビー(スーツは金orピンク)
ギャツ「デイジーはこの屋敷の状態気に入ってくれなかった…(‘・ω・`)」
ニック「そんなに気にするなよ」
ギャツ「色々飾り付けたのも全部逆効果…?」
ニック「そんなに気にするなよ」
ギャツ「うちの明かりに群がってきた人たち全員シャットアウトしよ…」
ニック「そうか…」
ギャツ「メイドと執事全員解雇して仲良しマフィアんちの子分に家事してもらう」
ニック「…うん?」
ギャツ「デイジーといちゃいちゃするのを邪魔されたり目撃されたりしたくないんです><」
ニック「……」(もうほっとこ)
↓
ギャツ「金で過去は買えます!」
ニック「……」(もうほっとこ)
↓
ギャツ「まだだ…まだ終わってませんよ…私にはまだデイジーが居ますし…」
ニック「……」(もうほっとこ)
デイジ「やっぱりトムが一番」
↓
ギャツ「」
ニック「し…死んでる…」
●我らが黄金の国の姫デイジーたそと娘ちゃん
ギャツ「……」
ニック(何しらばっくれてんだこいつ。事故車隠しやがって)
ギャツ「……」
ニック「……?」
ギャツ「……事故をおこしたのは…デイジーなんです」
ニック「」
ギャツ「震えるデイジーに、大丈夫、君は捕まらない。僕が…僕が代わりになるよ…!って言いました」
ニック「それは…お疲れ…」テノヒラクルー
ギャツ「デイジーはきっとそんな僕に惚れ直し、自分を今夜も傷付けるトムから逃れ僕のもとに来るはずなんです」
ニック「…にしても外で待つの?ここ寒いし暗いよ?」
ギャツ「大丈夫です、ずっと窓の外で待ってます」
~翌朝~
ギャツ「……デイジー…来ませんでした」ボソッ
ニック(´;ω;`)ブワッ
我らが斜に構えて世間を嗤うジョーダン様
ニック「…えっ、別の人と婚約した?」
ジョー「あー、なんかあの時あんたにおいてかれた時振られたなって思ったのよ」
ニック(ギャツビーのもとに駆け付けた時だ…)
ジョー「じゃあ、お元気で」
ニック「…お元気で」
我らがNTRNTL野郎トム
デイ「落ち着いてよ」
トム「最近はNTRを見逃すことを落ち着くっていうんだな!!!そうか!!」
デイ「何であんたがそんな態度とれんの?前の引っ越し誰のせいよ、あんたの浮気性のせいでしょ!?」
トム「ぐぬぬ」
デイ「それに引き換えギャツビーって本当COOL」
ギャ「…///」
トム「ぐぬぬ」
~数日後~
トム「悪い夢だ、あんな人を轢き殺して逃げるような奴やめちまえ」
デイ「……」←人を轢き殺して逃げた人
トム「デイジー?」
デイ「そ…そうね…」
デイ(ギャツビー…窓の外で待ってるなあ…)
デイ(……スルーしとこう)
ギャ「」
我らが狂人ウィルソンさん
ウィル「俺は…俺は知ってる…誰が妻を轢いたのか…あの車はァァア…!!!」
トム「俺じゃないぞ」
ウィル「は?」
トム「あの車にあの夜乗っていたのは俺じゃないんだ」
ウィル「えっ?」
トム「乗っていたのはな……」
↓
ギャ「……ちょっと一人にしてくれ」
<<フラグ>>
我らが肉感マートルさん
マ「デイジーデイジーデイジーデイジーぶへっ」
ト「……」
↓
マ「押さえつけてんじゃないわよ暴力男ぶへっ」
ウィ「ああああああああああああああああ」
↓
マ「トム!のせt」
ギャ「」
デ「」
スタンドもといsai=fujiwara=gyats
『ねえ親友』
「ああ…分かってるさ」
BGM:world is mine
「全てを書いてやる」
田園風景の似合う男・ジェイムズ
ジェイムズ(俺は農民じゃない農民じゃない農民じゃない)
ジェイムズ「俺もその大船に乗せてくれ」
隊長「いいよ」
ジェイムズ「俺の名前は……」ドキドキ
隊長「わかった」
ジェイムズ(…嘘、ばれなかった)
ジェイムズ(まーた酔っぱらってるよ隊長…今日はあの人の何をやらされるんだろう…雑用?参謀?看守?それとも…)
ジェイムズ(鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬鍛錬)
ジェイムズ(デイジーまじ天使)
ジェイムズ(身元がばれない内にあれこれやっとこう)
ジェイムズ(やばい)
ジェイムズ(はまった)
ジェイムズ(軍隊まじ天職)
ジェイムズ(勲章もらったんだしオックスフォードで学び直せ…だと…?うう…デイジーが待ってるのに…でもこれもデイジーの為…)
ジェイムズ(デイジーをあの黄金虫から取り戻さないと)
ジェイムズ(手始めにどんなあくどい手を使ってでも儲けよう)
・
・
・
ジェイ「……と青い時期を過ごしたんですよ…
これが、僕の真の姿です」
ニック「……」
ニック「…君は…」
ニック「…………」
ジェイ「…ありがとう」
ジェイムズ父