Home town～今日は何を作ろうかな～

つぶやきでマネキンネタが続いたので、同系統の話を。
ガーデニングが趣味の方ならおそらくご存知の
ポットマン（ガーデンドールともいう）。

植木鉢を繋げて作るポットマンとの出会いはネットだった。
作り方を載せているサイトがあって、これなら私にもできるかも
とキットを買って作ってみた。

鉢の組み合わせで男の子バージョン、
女の子バージョンが作れるのが面白い。たまに動物バージョンも見かける。
うちのポットマンファミリーはこちら。



右と中央はキットで、左のは完成品だった。
名前もちゃんとある。
ベタなネーミングで申し訳ないが、
右から、「はちこちゃん、赤ちゃん、はちまるくん」。
最初にはちまるくんを買った。名前はもともとついていた。
そして、母の日に花ばかり贈るのは芸がないと
はちこちゃんを作った。ついでに自宅用も作った。
最後に赤ちゃん。後の２つは娘が名づけた。（由来は言わずもがな）

庭いじりが好きな両実家の母達は、ポットマンを知らなかったので
珍しがり、とても喜んでくれた。
夫の実家の母は、外に出すのはかわいそうだからと、玄関に飾ってくれた。
私の実家の母は、最初裏庭に置いた。
裏庭というか、山と言った方が近い。
そこにこれを置くとどうも雰囲気が土偶か埴輪か、みたいな。
うかつだったのは、実家は庭を和風にしているので
思いきり洋風のはちこちゃんはどこに置いても浮く。
で、転々と配置換えをされ、
門の傍にイスを置き座らせ、やっと落ち着いた。

「かわいいんだけどね、」と母が言う。

「夜見ると怖いのよ。」

娘の作品になんてことを、と憤慨したが
ある晩、自宅のはちこちゃんを見て納得。

確かに怖い。

顔がないのでのっぺらぼう。
外灯の下がお似合い。
夫も、「実はお義母さんに同感だった。」
怖がりだからムリもないか・・・。

でもはちまるくんには、昔顔があった。
写真を良く見ていただきたい。
はちまるくんの足、複雑骨折している。
長男が踏みつけた。
そして、その後隣のサッカー少年がボールをぶつけて顔がつぶれた。
かろうじて残った後頭部を前にもってくるという大手術を施し生還する。
だから後ろから見ると、事故の悲惨さを物語っている。

更に更に。はちこちゃん、昔帽子も鉢だった。
これは、私が彼女を自転車で轢いてしまい
帽子はおろか、はちこちゃんは脳挫傷。
なのでやっぱり後頭部が顔。

無傷なのは赤ちゃんだけ。

こんな大怪我を負っても、ポットマンファミリーは
今日も仲睦まじく暮らしている。





↑最初はこんな帽子かぶってた。