カテゴリ:日々のつぶやき
仕事では、引継ぎがあるのでいつも担当交替の時間より少し早く入る。
読み聞かせ中だった。 昔世界中の鳥は飛べなくて地上で生活していた。 ある日空から卵が落ちてきて、それを鳥達は順番で温めようと決めた。 毎日毎日いろんな鳥が温めたけども卵はかえらない。 途中、にわとりが「忙しいからいやなこった。」と温めるのを拒否。 他の鳥が温めた。ダチョウは遠くの国からやってくる途中で、まだ 卵にたどり着けそうもない。 ペンギンの番になった時、その前に温めていたきつつきが卵をつついた。 そうしたら、中から天使が生まれて、 「温めてくれたお礼に、あなた達も飛べるようにしてあげよう。」 そうして鳥達は飛べるようになった。 飛べなかったにわとりは、卵が落ちてないかいつも探すようになった、 という話。 ここで読んでいた先生が、「どうしてにわとりは飛んでないのかな?」と聞く。 「温めたくないって、意地悪だったから。」 「そうだね。にわとりさんは、みんなが飛べるようになって しまった~、って思って いつも下をつついて落ちてないかな~って探すようになったんだね。」 「うん。」 「みんなは飛べるかな?」 「飛べない。」 「飛びたいよね~。じゃあ鳥になった気持ちになってみよう。」 というわけで、子ども達は鳥のマネを思い思いにして読み聞かせは終了。 子ども達、この本を実に楽しんだ模様で何より。 が、この本を読んでから、大人気ない私はどうしても納得いかなくて 悶々としている。 ダチョウは、温めるのに間に合わなかったので飛べなくても仕方がない。 にわとりは、自業自得。 でもペンギンは? ペンギンは温めようとしたのに、 直前できつつきがつついてしまったために、 温められなかっただけなんだよう。 実際に自分を温めた鳥だけ飛べるようにしてあげるなんて、 ドライな天使だなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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