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2011年09月03日

保存できる電子メモ「Boogie Board Rip」

カテゴリ：グッズ

→関連記事：手書きタブレット「noteslate」はフェイク確定！？

Improv Electronicsから発売が予告されていた電子メモ「Boogie Board」の、データ保存ができる上位機種「Boogie Board Rip」のプロトタイプが、IFA 2011という展示会で初めて公開されたようだ。

データを保存できる電子メモパッド Boogie Board Rip 発表

動画：PDF保存に対応した Boogie Board Rip プレビュー

黒い液晶パネルに指やペンで絵や文字をメモすることができ、ワンボタンで消すことができるコンセプトは従来と同じで、さらに、書いたデータをPDF形式で保存することができるようになり、それをUSB接続でPCへ転送できるようになるそうだ。
SDカードスロットや、赤外線インタフェースなどは備えないが、コストを考えてのことだろう。

黒い液晶パネルReflex No Power LCD は、9.5インチで初代より一回り大きい。
ペンが付属し、本体に収納可能だ。消去ロック機構もある。
電源は、充電式バッテリになり、通常の利用で1週間以上動作可能とのことなので、不満が起きることはないだろう。

あと、気になる点としては、保存する場合のイメージの解像度や階調数がどうなるかだ。
筆圧に応じたアナログな書き味が持ち味の「Boogie Board」だけに、それを保存したら、明らかに情報が欠けた印象になるのでは魅力が薄れるだろう。
個人的には、解像度より階調が重要だと思っていて、たとえ解像度がXGA以上でも、階調が2値だったら、「Boogie Board」の手書きメモの書き味は保存できないと思う。
むしろ、解像度はSVGA程度でもいいから、64階調以上のグレースケールが欲しいところだ。

11月1日発売予定で、価格も100ドル程度になる見込みというから、現在の為替レートなら約7千円で、意外に安い。

だが、日本では、キングジムが輸入販売すると予想されるが、これまで販売している「Boogie Board」も、為替レートを考えると、ボロ儲けといえるあくどい値付けをしていて、いい印象がない。おそらく1万円前後の値付けをしてくるのではないかと思う。

並行輸入や、個人輸入で買うことも、考えてもいいかもしれないな。