石見銀山 世界遺産登録10周年
7月2日に世界遺産登録から10年を迎えた石見銀山では、様々な記念イベント・企画が展開、予定されています。石見銀山は1526年に発見され、16世紀から18世紀にかけて世界的な繁栄をもたらしたと伝えられています。日本の銀は最盛期には世界の約30%以上を算出したとされ、その中で石見銀山がかなりの量を占めていたといわれています。自然と調和した鉱山・文化的景観が認められ、世界遺産登録されてから10周年記念の特別展が、地元の石見銀山資料館と出雲大社すぐ近くの古代出雲歴史博物館の2会場で同時開催されます。石見の銀を軸に発生した世界規模の文化技術交流の多様な歴史を辿ることができます。また、世界遺産登録時には一般公開されていなかった銀山最大級の坑道「大久保間歩」が公開区域を拡大されたり、エコツーリズムの流れとも相まって現地の魅力度は上昇し続けています。アジア初の世界産業遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」をじっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。