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先日、収録終わりで飲みに行った席でプロデューサーが珍しく、私を含めた、スタッフに対して、不満をぶちまけました。
終始けんかごしで番組の内容から、スタッフの動き方、意識の持ち方を怒鳴りつけたのです。 番組的には視聴率も安定し、タレントともうまくいっている今のスタッフワークに問題があるわけではないのに、どうもプロデューサーから見ると仕事が甘く感じられたのだと思います。 悪い人ではないのですが、時にそういったキレかたをする人で、私自身としては、自分を引き締めるために必要なものとして受けとめられるのですが、 どうしても、そのキレかたが、番組を考えてのもの、スタッフのためを思ってのものではなく、自分のストレスを発散するためのモノに感じるため、他のスタッフにとってはそれがかなりのストレスになったようでした。 そのプロデューサーは他にも番組を持っており、管理職としてかなり日ごろからストレスをためていたというのも理解でき、おそらく それが下に対する不満として爆発したのだと思います。 当然違う価値観のもの同士がひとつの仕事をするのですから、お互いに不満がたまるのはしょうがないことです。 どうしても下の人間はそれを受け止めるしかなく、ストレスは伝染していくのです。 上からの説教、指導は、ストレス発散のためのものか、本当に組織のことを考えてのものかは、受けた部下が一番わかります。 しかしそれがストレスから来るものだと理解しながらも受けたものに伝染してしまう場合が多いのです。 そのストレス菌は最悪の場合、家庭に伝染し、家族全員が発病する場合もあります。 実際、今回、プロデューサーのストレスの発散を受けた私以外のスタッフの顔色はその後あまりよくありません。 完全に感染してしまっています。 ストレスによる発病は、風邪よりも深刻です。SARSより厄介かも知れません。年間3万人以上の自殺者がその犠牲者なのです。 不景気の昨今、ストレス菌は蔓延しています。 私は、このストレス菌が蔓延する社会の中、心のうがいやストレス菌に対応できる抵抗力をつけることを常日頃から考えていますが それでも知らず知らずのうちに、自分が発病しないまでも、自分が受けたストレスの菌を人に感染させていると思います。 つくづく健康な、清潔な環境を作ることが家庭においても職場においても大切な事だと思います。 ストレスを持った人間と接触しないという状況を作ることは不可能であるなら、強い抵抗力と同時に心のフィルターを持つことも大事な事なのです。 そのためには、時には心にマスクをする事も必要な事だと、最近はそう思うようになりました。 自己防衛のためには、人の言う事をしっかりと受け止めると言う真面目さだけではなく時には「気にしない」という不真面目さも必要 なのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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