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Jun 3, 2003
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今日、梅田の地下街を歩きながらふと考えました。
こんなにたくさん人は歩いているのに、一人も知ってる人とは会わ ない・・・・ 長いこと生きてると思ってたけど、僕の存在もたいしたことないん んやなあと・・・ 大阪に住んでいる人でこれだけ知らん人がいるんやから、全国、 全世界は知らん人だらけや・・ というか、こんなに人が世の中にはいるのに、ほとんどの人間とは 言葉を交わす事もなくお互い死んでいくんやと、なんか寂しい気持 になりました。 そういう観点から考えると、言葉を交わしてお互いを認識しあうと いうことは結構すごい事のように思えてきたんです。 ましてやお互いを信頼しあったり、愛し合ったり、励ましあった りと、お互いに影響を与え合う事なんて、 世界レベルから考えると、何千万分の１の確立なんやと・・・・ 携帯電話の電話帳を見ると、自分が連絡を取り合える友達は仕事関 係を抜くと５０人程度、それももうよほどの事がなければ連絡する 事もない人がほとんどで、実際、何もないのに電話できる友人は ２０人もいません。 世の中にはこんなに人がいるのに友達はたったの２０人・・ 飲み屋の常連同士でも、 お互いを認識できる人は何人いるんやろう・・・ もしかすると、僕は大切な自分に影響を与えるような人との出会い をいとも簡単に見逃しているんかも・・・・ そんな不安がよぎりました。 仕事で知り合った人でも、仕事のつながりがなくなったら、音沙汰 がなくなる事がほとんど、飲み屋で意気投合した人と携帯番号を交 換しても、「また飲みましょう」と言ってそれきりと言うことがほ とんど・・・・・ 縁がないから、次がないと今までは思っていましたが、果たしてそ うなんやろうか？ もっと敏感にアンテナを張って、もっと丁寧に人間関係を維持して いたら・・・ 自分はもっといろいろな人の影響を受け、もっとランクアップして いたのかも知れん。 ホームページで知り合った顔の知らない友人たちとも、もう一歩踏 み込めば、もっと深く知り合えてたのかもしれない。 距離があるほうがいい関係と言う考え方も確かにありますが、 それは、お互いを知ってからでも遅くはないはず。 せっかく電話をもらっているのに忙しいからとほったらかしにし て、関係が断ち切れた人たちもたくさんいます。 きっと僕自身、出会いに関しての意識は薄かったんだと、 そんなことを考えました。 広い世の中、知り合うことは必ず意味があるからこそ、 知り合うのであって、意味のない出会いなんて一つもないような気 がします。 世の中には悪い人もいて、だまされる事もあるかもしれませんが、 それも、いい人と悪い人の見極めが出来るようになるために必要 な事です。 言葉を交わした、メールをやり取りした、書き込みがあった、 飲み屋で隣の席に座った、仕事を一緒にした、 全てがチャンス。 しばらくそう考えて人と接してみようと思いました。 人と接する事は、感動と同時に傷つくリスクもあります。 泣く事もあるかもしれません。 しかし、悲しみを排除するとそれと同じ数だけの笑顔もなくなるは ずです。 知り合うというチャンス。 見逃さないように生きよう・・・・・・ 人ごみの中でふと感じた孤独がまた新たなアンテナを自分の感性に 立てることになりました。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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