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昨日、居酒屋で隣の席のサラリーマンがこんな事を言っていまし
た。「ウニを最初に食べた人は偉いよな・・あんな固いとげのある 物体の中にあんなおいしい身が入ってるとは思わないもんな」 確かに僕もその話には共感しました、というか常日頃からその事に ついてはひとつの持論を持っていたので、できればその話に入って いってその人相手に熱く語りたかったくらいだったんです。 僕の持論は、「おいしいものはだいたい固いプロテクターを持って いる」というものです。 カニやイセエビ、あわびにホタテ、その理由はおそらく、おいしい 身をもっている彼等は、昔から狙われやすかったので、食べられな いように自分自身を守もろうと固いカラを身にまとったのか、 もしくは固いカラがあることによってそのカラの下の環境は比較的 安全なため俊敏に動くための固いやせた筋肉を必要としないので柔 らかく繊細な身になっていくかのどちらかだと思います。 どちらにしても、カラの下の身はどんなものでも繊細で柔らかいも んである事は間違いありません。 これはどんな事にもいえると思います。 人間関係でも固いプロテクターを身にまとっている人は、その下は もろい、繊細でナイーブな身を持っています。 逆に身を守るものを持っていない人は俊敏に立ち回れる締まった身 を持っているものです。 プロテクターは人によっては様々です。 自分は強い人間だと口でガードを張る人間もいれば、理論武装のよ ろいを着ている人もいます。 このストレス社会の中では仕事に関して言えば、固いカラなしでは 生きていくのは大変かも知れせんが、その分、 中の身は柔らかいナイーブな人が増えてきたのだと思います。 カラがはずされれば、柔らかい身を晒してしまうのです。 恋愛に関して言えば、異性の前で、自分の性的なものを見せないよ うなタイプほどプロテクターがはずれた時には、柔らかい繊細な身 をもっていたりします。 「私はおっさんやねん、エッチよりお酒飲んでるときのほうがが幸 せやから・・・」 などと男性の前で言っている女性や、真面目そうでセックスの話を すると拒否反応を見せるような女性ほど、 いざ好きな男性に対して、カラが外れたときは、 柔らかい、おいしい身を提供する場合が多くあります。 逆に、見た目ガードの甘い、何のプロテクターもはめていないよう な女性の方が俊敏に行動し、うまく立ち回れる身を持っているもの です。 カニやイセエビ、ウニなどを食べるのは確かに面倒くさいことで す。 しかしそのカラをはずしさえすればそこには柔らかい身が存在しま す。 心にプロテクターをつける人間ほど最初は、まずそうに見えるので すが、本当は逆なんではないかと思います。 付き合いやすそうな人との人間関係のほうが一見おいしそうです が、案外付き合いにくい人のほうが、一旦カラの中に入れば、いい 関係が作れたりするような気もします。 カラをはずす事は本当に面倒くさいし、時間もかかります。 でも、その面倒くささが、身にありつけた喜びを増長させたりもし ます。 何事も面倒くさいことをおこたっては、感動には出会えないモンな んですよね・・・・・・ ちなみに僕はカニがこの世で一番おいしい食べ物だと思っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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