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先日、スポーツクラブで筋トレをしているとき、不思議な光景を見
てしまいました。 いつも僕が行なっているベンチプレスという寝転んで胸の前でバー ベルを上げるトレーニングで、明らかに僕よりも筋肉の細い人が、 僕の1・5倍の重さを持ち上げていたのです。 一瞬、そのパワー見とれてしまいました。 僕もパワーにはそこそこ自信があっただけに、そのシーンを見逃す 事は出来ませんでした。 そのトレーニングがひと段落ついたところで、僕は迷わずその人に 声をかけました。 「すごいですね、どういう練習をしているのですか?」 彼は、照れ笑いをしながら丁寧に説明を始めてくれました。 彼に言わすと、力をつける事と、力を出すというのはまた別の作業 だそうなのです。 彼は車を例に出してわかりやすく解説してくれました。 排気量の大きいスポーツカーに乗ってもアクセルを少ししか踏まな ければスピードは出ないし、1速に入れたままいくらふかしてもあ る程度以上のスピードには到達しないのと同じで、いい筋肉を持っ ていても使い方がわからなければ同じだというのです。 逆に、普通の乗用車に乗っていてもアクセルのうまい踏み込み方で その性能を100%出し切れば、スポーツカーよりも断然早く走れ る。それが彼のスポーツ理論なのです。 彼は言いました。 「あなたが自分の筋肉を理解しうまく使えば、僕の倍以上の負荷に 耐えれるんじゃないですか」 正直かなり恥ずかしい気持になりました。体を鍛えても、実際に使 えなければ同じ、というよりまったく無駄な筋肉を一生懸命つけて いる自分に気付いたからです。 彼の毎日行なう練習は、僕とは全く違いました。 僕の場合は、毎日決めた重さを、決めた回数持ち上げ、だんだんと 重さと回数を増やしていっていたのですが、その人は、自分が限界 と思うまでバーベルを上げ、無理と思ってから重さを増やして一回 だけ補助の人に付いてもらって持ち上げるそうなのです。 その限界と思ってから使う最後の一回が、自分のリミッターをはず して、力を使うという訓練になるそうなのです。 そう言われてみれば僕のトレーニングは、ノルマをこなせば、まだ 力は余っていてもやめてしまっていた様な気がします。 彼は限界を知ることで、力を最大限に使う神経の鍛錬をしているか らこそ僕より細い筋肉で大きなパワーを出していたのです。 人はもう無理と自分で限界を決め付けていますが、実はそれは勝手 に思い込んでいるだけなのだと思います。 筋力に限らず人は必ず、自分の思っている以上の力を秘めていま す。 自分より他の人のほうが才能があるように見えても、才能の引き出 し方次第でその人より上に行く事はたやすい事なのかも知れません 発想の転換・・・・・・ 力をつけるよりも自分の力の引き出す神経を鍛えるという方法を覚 える事の方が実は大切だということをその男性から教えられました 明日からのトレーニングが楽しみです。 リミッターをもっと上に設定する方法で自分の無限の可能性を引き 出すことが出来たら、今まで自分でも知らなかった自分に出会える かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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