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昨日、居酒屋の常連の女の子と、久しぶりに隣の席に座り、
色々なことを話しました。 彼女の年齢は23歳、ちゃきちゃきの西成っこ、漫画じゃりんこチエ の実写版のような、下町の女の子です。 来年の阪神タイガースの話から、巷の噂話、恋愛論まで、年齢差を 超えた楽しいトークが繰り広げられました。 そんな中で、どうしても聞き流せない、言葉が何度も出てきまし た。 「私のスポンサー」 彼女は、中学生のときに両親が離婚し、その後病気になった障害者 の母親とともに暮らしているのですが、訳あって、その家庭は福祉 を受ける事が出来ないらしいのです。 その彼女が、17歳のときに知り合った20歳年上の男性が彼女の 言うところのスポンサー・・・・・ 毎月お金を援助してもらっていると言うのです。 その男性は43歳の今も独身・・・ 一般的に考えると彼女はその男性とお付き合いをしていて、ゆくゆ くは結婚するのか、もしくは一緒に住む・・・もっと下世話な想像 をすると、男性は肉体関係が目的でそのお金を払っていると思って しまいます。 しかし彼女はそれを涙ながらに否定するのです。 当然彼女も、その男性との肉体関係を認めると、普通の恋愛が出来 なくなるので、表向きはそういうことにしているのだろうと思った のですが、よくよく話を聞くと、どうやらそれは嘘ではないような のです。 その男性は、会社社長をしていて、彼女からは男性としては見れな いと言い切られているにも関わらず、援助がしたいからしている と言うそうなのです。 居酒屋の店員も話を聞いていて、口をはさんできました。 「それはいずれ、自分のものになると信じてるよ彼は・・」 正直、僕もそう思ったのですが、彼女の話を聞いているうちに、 これは肯定するべきだとだんだんそう思えてきたのです。 人間同士の関係など、方程式のような公式は当てはまりません。 しかし人は、自分の経験だけで、人の関係に立ち入って、こうに決 まっているなどと言ってしまいます。 既婚者同士の肉体関係を伴う関係を人は頭から不倫と言うくくりで やってはいけない事、悲しい結末があると決め付けますが、 二人の間ではかなりそれはいい関係で、むしろその関係が、実際の お互いの夫婦間の関係をよくしているかもしれませんし、女二人、 男一人の愛人と妻の同居生活、はたから見れば上手くいくわけない というような関係も、当人同士は幸せだということもありえるので す。男性の数×女性の数、数えられないほど多くの男女関係がこの 世には存在する可能性はありますが、同じ数だけの価値観がそこに は存在します。 肉体関係はなくても、恋愛関係はなくてもお互いのギブ&テイクが 成立するならその関係は存在するでしょう。 そこに人が立ち入る事など実は出来ない事なのです。 恋人、夫婦、内縁、愛人、パトロン、セックスフレンド、飲み友 達、メル友、様々な男女関係を示す言葉はありますが、その言葉に 当てはまらない男女関係のほうが実は多いと言う事に気付かなくて はいけないのです。 当然、公表される関係はその中でもほんの少しですが、 公表されない中に、世界にひとつだけしかない関係の形は星の数ほ どあるのです。 逆にいうと、周りの人が納得する関係だけが関係ではないともいえ ます。 自分達が納得できるなら、自分達なりのルールと契約の元、関係を もつ自由もあるはずなのです。 人生は一度です。男女が知り合って関係を持ちたいと思って、その 関係に当てはめれる形がなかったとしても、本当にお互いが惹き 合うのなら、世界にひとつだけの関係の形を作ればいいのかもしれ ません。 お金、セックス、会話、メール、共同作業、様々な手段を使って、 自分達が知り合って惹かれ合った証を残したい・・・・ そう思うのは自然な事だと思います。 肉体関係のないパトロン・・・・ そんな飲み友達の女の子が持っている関係を肯定する事で、自分自 身の女性に対する見方も少し変えれる様な気もしました。 不倫のようでそうでなく、婚外恋愛にも当てはまらない・・・・・ ましてやセックスフレンドとは言えない、ただの友達とは言い切れ ない・・・ そんな関係だっていい・・・・・ 形にこだわらず、感覚で惹きあったっていい・・・ もしかすると、これからはそんな関係が多くなるのかもしれません ね・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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