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今日は、番組の技術スタッフとの忘年会がありました。
ひとしきり食事と飲み会が終わったあと、気の合うもの同士 でダーツバーで二次会をすることになりました。 最近僕は、番組で取り上げたこともありこのダーツにかなり はまっています。マイダーツも持っているくらいです。 小さな矢を的に当て、その正確さを競うといういたって単純 なゲームなのですが、これこそ、体力や技術よりも、精神力 集中力が勝敗を大きく左右するものなのです。 的の真ん中に矢が当てると言うことは、いわば偶然です。 その偶然をより確率の高いものにするかの勝負です。 当然、よりたくさん投げたと言う経験が、その確率を上げて はいくのですが、いったん何かが懸かるとそれはその人が持 つ運を勝ち取る精神的な勝負となるのです。 普通、30分ほど練習をすれば、どんな人でも、6回に一回 は真ん中(ブルと言われるポイント)に当てることはできるよ うになるのですが、さあこれから試合というようになれば、 そうはいきません。 何度投げても真ん中にはいかないものなのです・・・・ ここ一番で、能力を発揮する力は技術ではありません。 集中力と言う計り知れない能力です。 この能力はおそらく、普通に意識せずに練習しているだけで はつかない力です、ある意味超能力に近いものなのかも知れ ません。 当然ダーツのプロは、ほとんどの矢を真ん中に当てる技術は 練習で得てはいるはずなのですが、試合でははずしてしまい ます。 運をつかむ力はまた別の能力なのです。 それをひたむきな練習で養う人もいれば、瞑想をしてその力 を創り上げる人もいます。 その力こそが、勝者と敗者を決める大きなポイントなので す。 人生の中で、自分の将来を決める大きな勝負は何度かありま す。その時に集中力を発揮できるかどうかで、幸せ不幸せは 大きく変わります。 そのために、その力はいつも意識し、鍛えておかなければい けないのです。 ダーツをしながら僕はいつも思います。 ここ一番、真ん中に矢を当てることのできる人間は、人から 間違いなくかっこいいと思われるはずだと・・・・ 野球で、同じ3割打者でも、チャンスに打つ人と、ランナー のいないときにばかり打つ人では評価はまったく違います。 もっと言えば、練習の時にはホームランは何本も打つのに、 試合ではまったくダメな人もいます。 勝負強さこそが、かっこいい人間になるためにはなくてはな らないことなのです。 発想を変えて、常に、偶然をより高い確率で呼び込める人間 になるため、集中力と言う言葉を今一度意識しなくてはいけ ない思いました。 たかがダーツですが、やってみればこれがなかなか深く哲学 的なスポーツなんですよね・・・・ ・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 18, 2003 03:28:24 AM
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