オールAになるために辰巳のH15年合格者によるオールA合格者の現場錬金術というカセットを聴きました。その中で言われていたことを要約してみようと思います。 <総論> 第一段階(19点以下を取らないためにすべきこと)と第二段階(A答案をとるためにすべきこと)があり、第一段階のことができていなければ、第二段階の記述がいかにできていても”いわゆるG”である。 そして、第一段階ですべきことは、 1、金太郎飴答案を書く(骨格がみんなと同じ。通説で書く。特異なことは書かない) 2、論理矛盾をしない(論理矛盾させる問題の多くは、その論点を書かせる場所が離れていることが多い) 3、基礎的な知識の部分での誤りをしない(背信的悪意者等ホントに基本的なこと) の2点が柱 そして、第二段階ですべきことは、 1、採点箇所を見抜く(問いに答える。問題文の中から抽出。当事者の立場になって考える。) 2、趣旨からの理由付け(一貫した論述) これを各科目ごとに、具体的に見ていきます。 傾向として、商法(民法、訴訟法も同じだと感じた)は趣旨型問題、比較型問題が出題されやすい。 これについては、論証を覚えてきて書くという答案は評価されないし、制度の羅列も評価されない。 つまり、制度の趣旨、条文の趣旨に配点されており、それを書いてなければ、いかに論証がきちんとしていてもG。 また、その趣旨と当てはめが整合してなければG(規範はたいてい整合している)。 趣旨をきちんと書いて、そこからの論述がしっかりされていれば、論証が覚えたものでなくても(知らなくても)A評価になる。 つまり、商法(民法、訴訟法)においては趣旨の理解知識が第一段階であって、これができていないと他(制度の知識、条文知識)がいかに優秀であっても、一切評価されない。 採点ポイントの発見は、登場人物(図書館等の物)の具体的イメージを持つ。金額に注意する。小問を比較する。知っている判例の事案と比較する。という形で行う。 そして、これらを趣旨からの論述で処理することがA評価につながる。 憲法人権は当てはめに配点があると思ったら、法人の人権の論証等も含め、論証を短くし、1ページ目で規範を出す。 憲法人権の比較型であるかは問題文を商法等の採点ポイントの把握と同じように読む中で判断する。 そして、比較型と判断したならば、規範の立て方、当てはめに仕方を両者あわせて、比較ポイントを明確にする。(同じ順、同じ項目等)そして、その部分の論証を厚くする。 憲法統治は一言で問題文に対する答えを考える。これが、みんなが思いつく答えかを一歩踏みとどまって考える。みんなが書くことを考える。そして、みんなが書くことと、一言の答えをつなぎ合わせて一貫した論述をする。論理矛盾をするとG。一言が間違っているもしくはかかれていない答案はG すごく危険な科目 刑法は論理的整合性がとにかく大事。各論では犯罪の比較(窃盗と詐欺罪等)をとにかく聞いてくることが多い 論理的整合性については、離れた部分で論じさせることが多いので、意識して答案構成しておくこと 犯罪の比較は必ずといっていいほど聞かれているので、その視点を忘れない。 これらについて聞いているので、これができていないとG。できていればA評価 大体こんな感じです。 H13年からH15年の過去問の再現答案(各3,4通)と予備校の解答速報が添付されているので、すごくお得な感じがしました。 6時間で、きちんとポイントを指摘してくれるので、非常に有意義でした ジャンル別一覧
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