セラピールーム 菜の花 

2007/08/29(水)23:02

無駄なことは

心理・セラピー(65)

無駄なことは何一つない よく言われることですが、本当かな? 無駄なことは、すごくたくさんあると思うけど。。 でも、やはり無駄なことは何もないと思います。 ただ、無駄だと思う自分がいるだけなのでは? 無駄かどうか、後にならないとわからない事がたくさんあります。 人間は、一瞬先のことも分かりません。 いえ、今起きていることだって、 100%了解できているかどうか、怪しいものです。 先日、NHKのスタジオパークという番組で、ゲストの檀れいさんが (元宝塚のトップスターだそうです。ものすごく美人!) 「ご自分のことをどう思われますか」と聞かれて 「分かりません。自分の事が一番分からないのではないですか?」と キラキラした目を一杯に見開いて、おっしゃっていました。 確かに、分かっているようでいて、一番分からないのが 自分かもしれません。 「私はだめな人間です」と言っている人が、 周りから見ると、ものすごくできる人、というのは、 決して珍しい話ではありません。 問題は、それを「いけない事」と判断する事ではないでしょうか? 別にだめでもいいではありませんか。 「自分はだめ」と思うことで、 周りとのバランスを取っているのかもしれません。 「何をやってもだめ」と思えても、 やった事で、確実に身についていくものがあるでしょう。 人間の体が、実にコンパクトに無駄なく組み立てられているように、 人間の感情や思いも、実にコンパクトに、無駄なくできていると感じます。 ただ、それが今の文化にちょっと合わない、奇妙な形で現れると、 その感情や思いは、ない方が良いと思ってしまうのでしょう。 でも、それだって、大切なその人の一部分。 だから、その思いや感情に感謝し、理解してあげるだけで、 悩みのかなりの部分はなくなります。 それが「自分を受け入れる」「自分を好きになる」事だと思います。 この作業を一人でやってみて 「もしかして思い違いかも?」「やっぱりだめかも?」と思った時は、 信頼する身近な人に、共感的に話を聞いてもらう事が、 とっても大切だと感じます。 今日も読んで頂いて、ありがとうございます♪

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