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会社を設立して1年。その間いろいろなお客様と仕事をしたが、そのほとんどが「あり得ない人」だった。ようやく仕事に振り回されずに、ある程度コントロールできるようになってきたので、少しずつ書き留めていこうと思う。今だから笑えるけど、ああ本当に大変だった(笑)
あり得ない人(1) 当社は、広告の制作会社。グラフィックデザイナー1名、コピーライター1名で細々とやってる会社だが、収入源はいうまでもなく、「デザイン」と「コピー」。 さてある日、とある大手の広告代理店さんに、飛び込みで営業に行った。するとその代理店の担当者さん、当社の制作した過去の作品がえらく気に入ったようで、即・仕事と相成った。うむむこりゃラッキー☆ 最初の仕事は、まあ苦労しながらも、うまくいった。クライアントの評価も上々らしい。 そして次の仕事、これが大型のプレゼンだった。当社はその準備のため、2005年の正月は3日から出社、全精力を傾けて準備を進めてきた。 当社は元々新聞広告が抜群に上手いんだが、どうも、ラフ案を何度作っても気に入ってもらえない。 3回、4回、5回と案を直して(しかも毎日ほぼ徹夜状態)、連日持って行ったが、どうも気に入らないらしい。 まあはっきり言って、代理店の担当さんのディレクションが悪いんだが、1週間ぐらいそういうやり取りが続いたあとで、とうとう彼はこんなことを言い出したのだ。 「この原稿、あなたの会社からデザインを外注できませんかね?」 「・・・はあ?」 「うん、そうだな、デザインと一緒にできればコピーも外注してもらえると助かるんだけど」 「・・・ハァ????」 「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 あのー。 僕たち、デザイン会社なんですけど(笑) しかもコピーも書くんですけど(笑) 彼のオーダーを、判りやすく言うと、「トヨタの車をつくるにあたって、エンジンの製作と車体のデザイン、設計をホンダに外注してください」というようなものなんですが・・・。 ありえねー・・・! この広告代理店さんの仕事、その後結局はお断りしました(笑) 飛び込み営業はなかなか難しいですね~(笑) こちらから見ると「お見合い」のようなもんだと思ってるんだけど、発注する立場にいる人たちは「仕事出してやってる」という感覚が抜けないようでして(笑) 「外部スタッフ」は「下請け」ではないんだけどなー。 皆さんの中で、外部に業務を発注する立場の方がもしいらっしゃったら、「仕事出してやってる」という感覚が少しでもあると、間違いなく陰で笑われてますんでお気をつけ遊ばしたほうがいいっすよ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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