部屋の隅っこ。

2004/10/06(水)13:50

指輪。

思いついたこと。(26)

「指輪」と言えば、福袋などに入っていた物を除き 4つしか貰った事がない。 (私は人から物を貰うのが大嫌いで、  どんなに贈り物をしたいと切望されても断ってきた) 一つはエンゲージリング。 もう一つはマリッジリングである。 この二つは言わずも知れた主人からの贈り物であるが、 残りの二つはというと、元彼と自分からの贈り物である。 元彼から貰ったリングは別れる時に スパーンと投げつけてやった。 (うそです。郵送しました。) 最後の一つは自分への贈り物として買ったリングなのであるが、 初めてのお給料で「これから社会人として一人前になっていくぞ!」 と言う気合を込めて選んだものだった。 ゴールドとプラチナでダイヤが数粒ついた 安月給には「ウッ!」となるような金額ではあったが 一目惚れして買ってしまった。 その指輪はサイズが大きく、 宝石店でもこれ以上はデザイン的に小さくできないと言われ 仕方なくチェーンを通してネックレスとして身につけていた。 いつでもどこでも、この指輪とは一緒だった。 肌身離さず持っているこの指輪に、 お付き合いしていた男性の中には不信感を持つ方もいた。 正直にこの指輪の意味を伝えても信じているかどうかは不明だった。 そして、主人と付き合い始めた頃、 やはり、この指輪に興味を示した。 同じように説明をし、一応は納得したようであったが、 誤解を避けたいと思った私は、その指輪をケースにしまいこんだ。 いつしか主人と私は結婚し、今の所に引っ越してきた。 しばらくは引越しやら何やらでバタバタとしており、 指輪の事はすっかり忘れていた。 ある程度落ち着き、ふと、指輪の事を思い出した。 確か、あのケースに入っていたはず・・・ そのケースを探し出しふたを開けてみたが指輪はない――――― 思いつく限り探してみるが見つからない。 主人にも一応聞いてみるが見かけなかったと言う。 どこへ行ったのだろうと気にはなっていたが 日々の忙しさですっかりと忘れてしまっていた。 先日、テレビの再放送で水谷豊主演(だと思う)のドラマを見ていると 指輪の話をしだした。 「なくした指輪は探さないほうがいい。嫌な事も持って行ってくれるから・・・」 そっか! 私の大事な指輪は私の嫌な思い出と共に私の元を旅立っていったんだ――― なぜか、納得してしまった。 そう言えば、主人は数年前、指輪(マリッジリング)を無くしかけた事がある。 それって、私との生活や思い出が嫌だったって事ですか? 今夜、問いたださねば・・・

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