部屋の隅っこ。

今となってはPCはなくてはならない生活ツールであるのだが、
昔は高級品かつ難しい物として、身近な物ではなかった。

私が初めてPCの存在を知ったのは中学の頃。
ボーイフレンドのH君（8/23の日記参照）が
PCのカタログを熱心に見ていたからだった。
初めて聞くパーソナルコンピューターと言う響き、
何でもできると言う魔法の箱。

H君は熱く熱くPCへの思いを私に語っておりました。

しばらくしてH君はPCを買い、
その難しさ、面白さを熱く熱く語ってくれました。

毎日のようにそんな話を聞かされては
興味を持たないはずがありません。

早速、両親にねだってみるものの
「何に使うんだ？」
の一言であっさりと諦めてしまいました。


それから10年位たちました―――


私の目の前にはPCがありました。
主人が結婚と同時に実家から持ってきたものです。
その当時には珍しかったインターネット回線も引いておりました。

昔は今のような良いネット環境ではない上、
課金タイプだったのでテレホタイムを狙うのですが、
接続すると必ず、

ピーガーギョロロロロ～

buzy

となってしまい、快適なネットライフではありませんでした。

主人はそれでもネットに夢中になっていましたが
私は全く興味を持つ事ができませんでした。

私がネットに興味をもつようになったのは
ISDN回線を引いてからでした。

昔とは違いスッとネットに接続できる喜び！
あっという間にネットにはまっていきました。

しかし、主人は満足しませんでした。
もっと早く！もっとスムーズに！と
ADSLが開通すると同時に回線切り替えをしました。

光が出てきた時にもすぐさま回線を引くと言い出しましたが
ここではそれは許可されないので泣く泣く我慢しています。


と、昔の事を思い出していましたら
主人とH君の共通点を見出してしまいました。

まず、小学生の頃からPCいじりをしていた事。
背は高くない事。
猿顔である事。
誕生日、血液型が同じである事。
そして、何においてもマニアックである事―――


唯一違う点はH君は芸術方面に興味を持ち
主人は人（とのふれあい？）に興味を持った事―――


私が主人を選んだ分岐点はここだと思っています。



気がついたら主人と一緒になって早10年。
普通に話していても必ず
「今のはお笑いとしてどうかと思う」
と、ダメだしされてしまう毎日。
（てか、私、お笑いじゃないし）


だけど、主人と知り合うきっかけを作ってくれたのはH君です。
H君と出会えた事を心から感謝しています。




強引にまとめた感がありますが、お気になさらずに・・・