2006年06月の記事一覧 | 直子の直筆

『医龍』

今まで、医療ドラマは、身につまされて見る気がしなかったのですが、ここ数日の『医龍』（再放送）を見たら、意外と冷静に見られたので、今夜の最終回が楽しみになってきました。三女の移植手術も、ドラマのように、たくさんのギャラリー（教授やら研修医やら）の見守る中で行われたんだろうな・・・と思うと、”私も見てみたかった”と思います。（守護霊にお医者さんがいるせいでしょうか）でも、「あ～あ～、なにやってんだよまったく・・・」なんて声が聞こえてきたら・・・と思うと、やっぱり見ないほうが良かったと思います

2006年06月29日

すべての道は老婆に通ず

または、老婆は一日にしてならず年を取るのはイヤじゃないよ

2006年06月28日

三女の外来

移植後３ヶ月の検査入院から帰宅して、まだ１０日ですが、早速外来があり行ってきました。５：３０ＡＭ。爆睡中の三女を抱えて、車のチャイルドシートにセットして、さあ出発まだ、通勤ラッシュ前の高速をひた走り、診察時間の２時間も前に着いてしまった病院周辺を、ベビーカーに乗せた三女とウロウロ。コンビニで、おにぎりとジュースを買って、まだ人影まばらな病院の会計窓口前で食す８：３０ＡＭ。やっと開いた小児科処置室にて、採血をしてもらう。採血は、研修医がやることが多く、きょうも若いお兄ちゃんが、どこからともなく現れた。三女の叫び声を聞くこと２０分やっと採血が終わる結果が出るまで３０分以上かかるので、また病院の外に出てウロウロ。郵便局を見つけたので、持ち歩いていた用紙を思い出し、ユニセフに募金をする。再び診察室を訪れると、ようやく頼りになるドクターと再会してホッとする結果は良好。２週間後の外来の予約をして帰る。１年前は、移植の「い」の字も考えていなかったのに、今はすでに手術を終えて、外来で診察を受けていることを不思議にさえ思った。

2006年06月27日

医師の思惑

最近、医師や大学病院にまつわる本を、何冊か読んだ。今まで、医者と言うのは、患者のことをいつも親身になって考えていると思っていた。でも、そうじゃないんだな～・・・ということがわかった。大学病院などでは、症例を増やしたり、成功例を上げるために、患者を「実験台」と思っている医師もいるようだ。それが、結果的に患者の病気を治すことになれば、お互いに願ったり叶ったりなので、その考え自体が悪だとは言えない。三女も、そういった医師からみれば、「５年生存率」・「１０年生存率」の数字の一部に過ぎないのかもしれないな～・・・と考えると寂しかった。しかし、三女の主治医は、そういう点では、ちょっと”異質”だったように思う。まだ若い、３０歳前後と見受けられる主治医は、三女をとても可愛がってくれ、看護師さんたちからも「○○ちゃんは、先生のお気に入りなんですよね～」と言われていた。「きょうは、先生がお風呂に入れてました（笑）」「ゆうべは、夜中に２人で病棟を散歩して、ほかの看護師から怒られていましたよ（爆笑）」と話を聞くたびに、良い先生にあたって本当に良かったと思った。ＩＣＵの看護師さんから聞いた話では、再手術を受けた三女と、夜中の３時に手術室から戻って来た主治医は、三女を心配して、なかなか家に帰ろうとしなかったらしい。そして、血流を圧迫しないように、縫わないままになってしまったお腹について「○○（←三女）の傷は誰にも触らせない、オレがやる！！」と。「あの主治医、ちょっとアブナイんですよね～」という看護師さんのコメントだったが、私にはとても嬉しかった。

2006年06月24日

煙草でも吸おうか

「２０歳（ハタチ）の禁煙」を誓って、早２１年。でも、ここ数日のいろいろな葛藤を経てみて、なんだか煙草の１本も吸いたい気分です。銘柄は・・・そう、『マルボロ』かな。うっふっふっ・・・その銘柄を選んだ真相は、誰にも教えないよ～ん（また、酔ってます）

2006年06月23日

きゅうりで肴

Ｋちゃんのパパが作る野菜は、どれも美味しくて、「何にしていただこうかな？」とあれこれ考えます。きょうは、「スライスしたきゅうり＆シーチキン＆マヨネーズ」です。ビールがちゃんと冷えているか、思わず確認しました

2006年06月23日

息子の誕生日

生きていれば、１７歳です。この日記を読んで、「私（オレ）と同じ誕生日じゃん」と思った方。大丈夫、きっと息子が自分の分まで、みなさんを長生きさせてくれますから。１７年前のきょうは、梅雨の中休みのような快晴でした早朝に陣痛が始まって、夫に産院へ送ってもらい（そのまま置いてかれた）、午前１０時に生まれました。初めての出産、長男、大安吉日。それはもう、今後も味わえないであろう「人生最高の日」でした。今、高校２年生になる息子の友達は、近所のドラッグストアなどでバイトをしていて、名札を見て”あ～、○○くんじゃない！！”とビックリさせられます。そんな時、小学２年生で止まっている息子のあどけない笑顔を、少し寂しい気持ちで思い出します。

2006年06月22日

三女退院

ご報告が遅くなりましたが、おととい三女が無事退院しました。「検査入院」のつもりが、思わぬ展開（←珍しくありませんが）になってしまい、心身ともに消耗しました次の検査入院は、９月初旬に予定されており、それまで２週間ごとの外来です。

2006年06月17日

『生きがいの本質』

愛する人を亡くしたら、この本を読むことをお勧めします。９年前、息子を亡くしたとき、立ち寄った本屋で、飯田史彦氏の『生きがいの創造』に出会い、立ち直るきっかけを得ることができました。この本は、”総集編”とも言える内容なので、失恋、病気、家族との確執・・・に悩む方にも。

2006年06月17日

「高見沢です」

専門学校に通っていた２０年前。友人に、アルフィーの高見沢さんのファンがいた。当時、彼女は、クリーニング店で「お名前は？」と聞かれると、決まって「高見沢です」と答えていた（らしい）。あけみ、元気かな～？

2006年06月16日

向き合わない夫婦

夫は、私の本音を知らない。そして、私は夫の本音を知らない。”夫婦とは、一番身近にいて、一番価値観が遠い人”という結論（我が家の場合）に達しつつある昨今、”同じ価値観の人と暮らしてみたい”と痛切に思う。食事の好み、インテリアの趣味、子供の教育に関する話題、休日の過ごし方・・・あぁ、どんなに盛り上がることだろうしかし、”価値観が同じ”ということは、落ち込む内容も度合いも同じということ。それは困る・・・

2006年06月15日

キャベツメンチ

謎の物体・・ではありません。きょうから、週に１度、長女が夕食を作ってくれることになり、記念すべき【第１回】のメニューは、『キャベツメンチ』でした。学校の帰りに買い物をして、私が次女と三女とお風呂に入っている間に作ってくれました。こんな日が来ようとは（できたら毎日作って欲しい）

2006年06月14日

え？博士論文？

先日、『数学が苦手な理由』にコメントを頂いた”ｃｉｅｌ”さん。気軽に「家庭教師をお願いします」なんて書いてしまったが、ブログを読んでドン引きしている。とても家庭教師に時間を割けるようなお人ではないようだ。

2006年06月14日

言葉の芽

昨日の夕方、ゴルフ帰りの父がひょっこり遊びに来た。退院（本当はまだ「外泊」）した三女の顔を見に。「元気そうでよかった」という父。しかし、その次には、いつものように「まだ、しゃべらないんだ・・・」と顔を曇らせる。「入院が長くて、刺激がなかったせいだろうな」「脳波の検査では、問題なかったんだろ？」「そのうちきっとベラベラしゃべりだすよ」と、なんとか安心材料を探す。そして最後に「お前が教えなくちゃだめじゃないか」教えて覚えるなら、とっくにやってるわよ！！”言葉を教える”というのは、そのとき、子供が何に興味を持って、どれくらいの発語があるかに合わせて働きかけなければ、徒労に終わる。その”徒労”を味わってきた母親としては、この父の言葉を恨めしい気持ちで聞き流した。子供の個性や能力を無視した教育は、チューリップの球根とは知らずに水をやりながら、”バラが咲かないかしら”と思っているようなものだと思うのだ。

2006年06月14日

【トーラス】復活！！

・・・と言っても、もう１ヶ月になりますがこんなに相性のいい車は、他にないと思っています。思い起こせば、高校２年のある日。教室の窓から、ボーッと校庭を眺めいたとき、ふと頭をよぎった言葉・・・”あたし、中古でも外車に乗るようになる！！”このことを思い出したのは、アメ車好きの夫と結婚して、しばらくたってからでした。そして今、こうして”中古でも外車”に乗っている自分を不思議に思う。

2006年06月13日

エレベーター前で

外泊を終えて、三女と病院へ。病棟に上がるエレベーターを待っていると、倍賞　美津子さんもお待ちになっていました。そういえば、数ヶ月前には玄関で、宇津井　健さんとすれ違いました。（その後、奥様が亡くなられたのを知りました）芸能人にも私生活があるんだ・・・という、当たり前のことを思い出させてくれます。さて、三女は・・・外泊中も体調に変わりがなかったため、採血だけして、また帰宅を許されました木曜日に、検査結果を聞きに行き、問題がなければ退院となります。

2006年06月12日

What a children ！！

４人の子供達。長男・・・８歳という若さで、あっけなく”人生という名の修行”を終える。長女・・・小１で兄を亡くし、”ブラコン”を自称する高校生。次女・・・言葉の遅れのせいか、不思議な雰囲気を撒き散らすエンジェル。三女・・・移植手術＆再手術を乗り越えて、イケメン主治医からこよなく愛された”病棟のアイドル”。そんな子供たちから、親として選ばれて、幸せと思えない自分がどうかしている。（スミマセン、ちょっと酔ってます）

2006年06月11日

数学が苦手な理由

数学には「答え」が用意されている。それを、時間を使って解く。正解を見れば、「あってる～」または「間違えた」のどちらか。どうも、「答え」があることに魅力を感じないのだ。これでは、医学部受験は・・・

2006年06月11日

外泊許可

きのうの夜、主治医から「ウイルスの数値がゼロになったので、外泊してもいいですよ」と電話があった。月曜日には帰院しなければならないが、もしかすると、採血だけして退院になる可能性もあるとか・・・。３週間ぶりの自宅で、のびのびしている三女の姿を見ながら、この日記を書いている。（病院からの途中に入った回転寿司にて↓）

2006年06月10日

里親探し（すべきか・・・すべきではないか・・・）

ニャンタ（♀・仮名）が、我が家に迷い込んで早７年。当時、まだ子供だったが、食事もトイレもしつけられていたので、飼い猫には間違いなかった。近所で飼い主を探したが見つからず、我が家で飼うことにした。心の友にして『神の色』と言わしめたほどの”純白”。性格も穏やかで、次女と三女から何をされても、じっと耐える猫。そのニャンタとは、三女が移植手術を受けたため、半年前から別居（事務所）しているが、この先、三女が問題なく回復していっても、もう同居はできないと思っている。そこで、里親探しを・・・と思い、かかりつけの獣医に相談すると、「子猫なら貰い手があるんだけど・・・、でも、こんなにきれいな猫ちゃんだから、気に留めておきますよ。」と言ってくれた。しかし、私の中に、ひっかかるものがある。不要なものは排除すれば、それで済むのか私のやる気次第で、別居生活も続けていくことはできる。里親を探すという行為は、”逃げ”なのではないか？そんな気持ちが、積極的な里親探しにブレーキをかけている。

2006年06月09日

アトピーに関する一考察（２）

医師の中に「アトピーは”現代病”。恵まれた環境の中で育ったせいで、免疫力が落ちているから。」というのを聞くと、当事者としては納得がいかない。同じ環境で育った兄弟はアトピーではないのだから、それで片付けられては困る。兄弟とて、「体質」「性格」「嗜好」「生活習慣」は違うのだし、そもそもアトピーの原因をひとつに絞ろうというのが無理な話だと思う。次女の場合、「愛情不足」が大きな原因ではないにしろ、私は、今まで以上に目を向ける努力をする必要があると痛感している。食事の面でも、給食の牛乳を飲ませないようにしたり、甘いものを控えたりということは気をつけているが、特定の食品アレルギーでもないかぎり、アトピーの子供に厳しい食事制限は必要ないのではないかと思っている。《肉は良くない》と言われるが、私自身、アトピーが出る前も、出始めてからも、子供の頃は”肉嫌い”だったから。（つづく）

2006年06月09日

アトピーに関する一考察（１）

アトピーの原因は、アレルギー体質とか、ハウスダストとか、ストレスとか言われますが・・・。私の場合、アトピーが出始めたのは、幼稚園の頃でした。その頃を思い出すと、小学生の兄と、生まれたばかりの妹の間で、母からの愛情が十分でなかった気がします。激しい登園拒否も、そのストレスのはけ口だったのかもしれません。アトピーがひどくなっても、母は医者には連れて行ってくれたものの、「かゆくて辛いだろうね。でも、大きくなったらきっと治るから大丈夫だからね。」と抱きしめてはくれませんでした。当時は、ステロイド信仰がまかり通っている時代でしたから、母の”薬を塗れば治る”という認識を責めるわけにはいきません。今、次女にアトピーが出始めています。”愛情不足”だけが、アトピーの原因ではないことはわかっていても、現在、次女への対応（愛情）が十分でない自分にも責任があると思っています。つづく

2006年06月08日

ストレスフル三女

ゆうべ、三女の主治医（女医）から、血液検査の結果の電話が来た。実は、一度は減少したウイルスが、先週末に再増殖して、退院の見通しが不透明になっていたところだった。きのうの結果では、ウイルスは「ゼロ」。電話の向こうで、ドクターも喜んでくれているのが伝わってきた。「それで、ですね・・・」と、口ごもるドクター。「実は、おやつのアイスを食べたときに、スプーンの先を噛んで、割れた部分を飲み込んでしまったようなんです。　不注意で申し訳ありませんが、しばらくウンチをよく観察していきますので。　三女ちゃん、ちょっとストレスフルになってるんでしょうか・・・次の結果良好なら、外泊も検討しますので」いろいろお手数をお掛けして、恐縮です

2006年06月07日

生まれ変わったら

最近は、「医者になりたい」と思うことが多い。実際は（現在は）、大学医学部に合格するために、多くの時間とエネルギーを使わなくてはならないが、生まれ変わったころには、適性や動機や経験などで合格できるようになっていればいいなと思う。（余計、入りづらくなるか）江原さんに”後ろに男のお医者さんがついている”と言われるより前から、その人の影響なのか、医療現場に対する興味が尽きない。体力さえあれば、これからでも医学部受験をしようかと思った時期さえある。しかし、現実の問題として、医師のおかれている状況は、決して楽しいことばかりではないようだ。この本を読んで、”やっぱり医者には向かないかも・・・”と思い直した。『大学病院の本当の話』米山　公啓

2006年06月04日

退院のメド

きのう、ドクターから「血液検査の結果、改善が見られましたので、このまま順調にいってくれれば、来週末には退院できると思います。」＼（＾＾）／それでも、”なにが起きても不思議ではない状況”には変わりないので、退院の日を迎えるまでは安眠できない。そう・・・、最近、「ひょっとして不眠症！？」と思う。睡眠時間が少ないのに、なかなか寝付けない。夜中にメールの着信音で目が覚めると、そのまましばらく（時には数時間）眠れない。そういえば、先日、ヨン様（ファンではありませんが）も、不眠に悩んでいたらしい。誰も、大変なのね。

2006年06月02日

医学部教授

三女のおかげで、難病でなかったら知り合えなかった人たちと巡り合う。「医学部教授」もそのひとりで、最初は、”こ、怖いっ！！”というイメージで会うことになるが、その不安はいつもはずれる。小児科のせいもあるのか、教授達は間違いなく子供好きで、温和な顔をしている。しかし、最近読んだ『ブラックジャックによろしく』によれば、その権力は絶対で、医局員（医師）は、教授の采配に絶対服従だというが、それも”教授の人柄次第”ということだろう。以前、お世話になっていた大学病院の看護師さんから、三女がお世話になった教授の、普段の様子を聞く機会があった。「くだらないギャグばっかり言うんで、○○先生（教授）に「話、聞いてた？」って聞かれて、「なんですか？」って言ったら、「今の、笑うとこだよ」って言われて、「あ～、聞いてませんでしたました」って感じです」ますます、教授が身近に感じた。

2006年06月02日