779896 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

直子の直筆

直子の直筆

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2018年06月14日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
​​​​子を産んでわかったこと。

自分の親が、子供にあまり興味がない人たちだったということ。

いや、子を儲けてみたものの、想定外の忙しさに、子供になんぞに構ってられないというのが実情だったのだろう。

私の育った1970年代の高度成長期というのは、子供以上に大人が浮かれまくっていた時代なのだから。

さて、その反動というか、親への不信感というかで、私はと言えば自分の子供の一挙手一投足に目を見張ってきた。

中学から弓道部に入った長女の試合には、余程の用事がない限り観に行ったし、高校のときには他の保護者と一緒に、長野の合宿所まで差し入れを携えて様子を見にいったりした。

吹奏楽部だった次女の場合は、大ホールだろうと近所のスーパーの駐車場だろうと、演奏するとあらば、ビデオ片手にどこへでも聴きに行った。

陸上部の三女の試合にも、必ずと言っていいほど観に行き・・・いや、それにしても、どうして私の親たちは、私の部活の試合をただの一度も観に来なかったのだろう?

まあ、他の親が観に来ている様子もなかったから、当時はそれが普通だったのかもしれないけど、帰宅したところで



「きょうの試合どうだった?」



なんて訊かれることもなかった。

不思議。

そんなことをぼんやり考えながら、すでに日も暮れたベランダに立って、部活が終わって「これから帰ります」とLINEをしてきた三女を待つ。

見晴らしのいいベランダから、次第に近づいてくる自転車のライトが見えて、三女だとわかる。

そういえば、こんなふうに、母が自分の帰りを外で待ってくれることなんて一度も無かったな。

不思議。



​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年06月14日 18時38分03秒


PR

プロフィール

Dragon net

Dragon net

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月

カテゴリ

お気に入りブログ

The story of Japane… SouEtoさん

© Rakuten Group, Inc.