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「すごいから行っておいで」と知り合いの工務店の社長さん
に言われた。県立盲学校の小学部から高校部までの陶芸作品展。 盲学校だから弱視の子供や、制作途中で失明した子もいる。 みていてすぐ腹の中が痛くなった。「うわー、私何やって たんだろ」美大に4年間通った。私負けてるわ。 作品から伝わるパワーに圧倒される。 技術や格好よさは関係ない、自分の内面だけで作っているから 純度が高いというか...。 私の大好きなアーティストのひとりに、石岡瑛子さんがいる。 学生の頃、青山スパイラルでの講演にラッキーにも当たって 聞きにいったことがある。 印象的だった言葉が「何もないところから生み出せるか」。 彼女はフランシス・F・コッポラの映画「ドラキュラ」で 衣装デザインを担当した。その時、四方を壁に囲まれた何も ない部屋でデザインを考えたそうだ。 それまで大学で課題を出されると、すぐに他のアーティストの作品 をみたり、街中にネタを探しに行ったりした。「いかん、これは 違うぞ」...ひやっとしたのを覚えている。 今日の展覧会の説明に「自分との対話」という文字があった。 制作をしている子供たちをみていた講師の言葉だ。 「ああ、今日はやられちゃったな」軽くうちのめされた気持ち で日記を書いている。が、石岡瑛子さんの講演メモをひっぱり 出したノートに「ひとつの進歩をとげるためには、あらゆる勇気 を持たなくてはならない」とも書いてある。 そうなんだ。先人の言葉はありがたい。 それから...なんでもメモを残しておくものだ、と実感。 この日記、今後はそういうことにも役立つかも。 【陶展】 ビッグハンドギャラリー(福井放送会館1F) 今日PM6:00まで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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