ものづくり日記(日と月・エチゼンニッキ)

2004/11/11(木)16:07

1年待ちのロールケーキ

うまいもん(17)

私の母はパンを20年、ケーキを10年焼いています。 ケーキは当初から京都にある「ミディ・アプレ・ミディ」 というお菓子やさんへ通っていて、津田陽子さんという先生 からご指導頂いています。 私も一度だけ夏のスクーリングに参加したことがあるの ですが、仏コルドン・ブルーを出られた先生の授業は 用語はフランス語。それに一番はじめに教えられたのは 泡立て器の持ち方でした。脇をしめ、上から持ち、左から 右へ直線に動かす。...これが右腕の側面がつっぱって最初は かなりツラい!「でもこれで覚えてください」といわれ、今 でもそれだけ^^;は守っています。 津田先生のお菓子はどれも美味しくて...でもそのはず、習って きた母をみているとそのレシピの手の混んでいること!材料 もフランスからとりよせた見た事のないものがいっぱい。 その中でもとびきり美味しいのは「フロール」というロール ケーキ。これがいろんな所で話題になってしまい(毎月どこか の婦人雑誌にとりあげられたり、高井麻巳子さんのおとりよせ本に えがかれたり...)いつのまにかそれは1年以上待たないと手に 入らない幻のケーキになってしまいました。 でもご安心ください。津田陽子さんは本を出しています。 そして、この度、4册目が出版されました。 待望の4册目は『天板でしっとり焼き菓子』。 話題の「フロール」は2册目の『くるくるロールケーキ』でうっとり。 それに津田先生のタルトもまた絶品!記念すべき1册目は その名もズバリ『タルト』なのです。(私はプチタルトが大好き。 あの作業の果てにひとくちでたべてしまう切なさと申し訳なさ..。 でもおいしすぎるぅぅ) フロールは食べた事のないクリームだと思います。また、生地 のふっくら感も私達が思うロールケーキとは別モノで、あれは 他の何ものでもなく「フロール」なのです。うちのチビたちも ロールケーキという言葉の前に「フロール」と覚えていました...。 1年以上の覚悟で注文を入れてももちろんOKですが、みているだけで も楽しいお菓子。うっ、これも美味しそう...ああ、お腹がすいてきた。 ちなみに3册目は「さくさくクッキー」。 うちの母も習っていないクッキーはこれをみて焼いています。 (各ページがとてもキレイなんだけど、クッキーの下にひかれて いるのは全部手ぬぐいなんですって) ▼おしらせ ミディ・アプレ・ミディのHPで確認したところ、現在はフロール の注文は受け付けていないそうです。次回受け付けは2005年9月 だそうです。詳しくはミディ・アプレ・ミディのHP内『フロール物語』 をごらんください。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る