2005/10/21(金)17:28
ミモザ・ケーキ
暑い夏も終わり、そろそろ母がケーキを焼き始める季節。
夏はいくらエアコンがかかっていても生地がだれやすいので
母はあまりつくらない。
で、・・・りクエストが入った。
久々に登場したケーキは「ミモザ」。
生地にはアーモンドプードルを使い、コアントローに漬け込んだ
オレンジピールを細かく刻んでいれてある。クグロフ型で焼いた後
はレモン果汁を絞ったグラサージュをかけていて、酸味のきいた
甘さが紅茶とよくあう!
「きれいに焼けたわ~♪」
と喜んでいた母。が、おもいがけないことが。
焼きながら「なんだか今日の生地はしろっぽいなー。少し焼きを
長くするかな」と調整していたものの、できあがりがきれいだった
のと、ミモザは相当焼いているケーキ。久々のケーキなのでリクエスト
も多く、いくつか焼いて全部あげてしまった。で、珍しく味見ができなかった。
そんな時に限って・・・かなりのミモザファンから「いつもと違う」。
なんで?と母はふと思い出した、あの生地の白っぽさ。
急いで材料をいれてくれた業者さんへ電話すると、材料が高騰して
いつものアーモンドプードルを問屋さんがいれなくなったらしく、かわり
のものをもってきたらしい。
よく調べると、製法もタイプも価格も異なるものだった。
アーモンドプードルには違いないのだが。
素材ってちょっとのことだけど、いつも食べているとわかってしまう。
好きなお店のあの商品、「久しぶりだわ~」と楽しみに買いに行ったら
「こんなんだったっけ?なんだか味が落ちたかも」っていうこと、経験
ないですか?
ファンの舌はすごいのだ。裏切れない~。
かわりに使えるアーモンドプードルを探し出し、再度焼いた母。
職人魂・・・かな。