2012/11/24(土)02:24
いくつになっても
仕事を通して、高齢の婦人と出会った。
元気で働かれていた時代を
懐かしむように、いろいろ話してくださった。
うんうんと聞いていると、突然、
「私のお母さんみたいや。おかあさん!」
そう言いながら、私に抱きつき
大きな声で泣きだされた。
亡くなられたお母さんを思い出されたのだろう。
いくつになっても、母親が自分の中にいる。
「おかあさん、おかあさん」と、
何度も言いながら、泣かれている
90歳の婦人を抱きしめた。
「神様がずっと一緒にいてくださるからね。」
背中をなでながら、そう話した。